一億総活躍社会とロボット活躍社会
2018年02月01日
ティグアンの車検を取ることにした。2回目の車検で距離は45000キロだから当たり前と言えば当たり前なんだけど、買い換える人もいる。ただ欲しい車がないのである。マツダのCXー5が良いなと思っていたけど車線維持制御が自動じゃないと知ってすっかり買う気がしなくなった。
自動車メーカー各社の動向を見ていると数年のうちに自動運転は本当に実現しそうだ。実験も進んでいる。レベル4とか5になると高速道路だけでなく、一般道でも標識や信号そして歩行者まわりの車両を検知して危険回避して発進走行停止、目的地まで行き駐車までしてくれる。車で飲み会に行って車で帰ってこれるようになる。車で寝ていればゴルフ場でもスキー場でも目的地に着く。もちろん帰りもくつろいでブログでも打ってアクティブアウトドア派にとっては夢のような車になる。
こうなると10年以内に多くの運転手は職を失う恐怖に怯えることになる。いずれにせよ時間の問題だ。オリンピックに向けて自動運転のタクシーを都内で走らせる計画があるようだ。自動運転タクシーが凄いのはたぶん何国語も話して、それから見事な観光案内もしてくれるだろう。人間より上である。バスもトラックも自動で走れば疲れ知らずでどこまでも行く。となるとだ、時間の問題で世の中のドライバーと呼ばれる仕事は軽く短い労働になるフェーズを経て次第に減り最後なくなるだろう。
人手不足の飲食業界や小売業界も多くはロボットに置き換わる。無人のコンビニの試験店舗のことをニュースでやっていた。これは販売どころか裏方の厨房配送も人出がいらなくなる。同じく人手不足の介護業界もロボットが活躍する。腰痛知らずのロボットが自動運転でケアハウスまで送迎してくれる。医者や看護婦の仕事もかなりの部分はロボットに置き換わる。医者がいらなくなるまでには相当の時間がかかるだろうけど、少なくとも医者が足りないということにはならなくなる。ことほど左様にインテリの仕事だからロボットができないということはない。自衛隊も公務員も多くの仕事はロボットができるようになるだろう。通訳なんていらなくなる。
なんでもロボットに置き換わるということは。これは大変な手間とコストをかけて人間を教育をする必要がなくなる。将来は文学部とか芸術学部が花形学部になるかかもしれない。音楽大学は怪しい。コンピューターが作曲をするというのをテレビで見たことがある。演奏ならロボットが音楽性においても人間に迫る時代が早晩来る気がする。シナリオだって低級なテレビドラマくらいならロボットが書いてくれるかもしれない。
一億総活躍社会というお題目があるが、どうするんだろうね? まずこの10年20年を想像すると、そんなに簡単に老人が職を得られる時代にはならず、つまり金がないと悲惨という時代になるんだろう。
そう言えば一億って言うけど人間とは書いてない。一億ってこれはロボットの数ですよなんて、今の政府なら平気で言い逃れしそうだな。
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