日経平均連動型仕組債

2017年12月31日
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マネーと生活
我が家のそばも小雪が舞ってきた。到底外に出てなにかする陽気ではない。静かな大晦日になりそうである。

日経平均連動型仕組債は基本的には資金規模が大きな個人にしか売らない商品で(最近は小口でも売るらしいけど)、わたしが取引している証券会社の担当は5000万円が最低、基本は一億円以上とか以前言っていた。わたしはこの仕組債の条件を定期的に入手するようにしていることは前にも書いたので覚えている人もいるかもしれない。どこまでの暴落をありえるとファンドが意識しているのかな?て興味があるからで別に購入する気は無い。

この商品の実態は日経225のプットオプションの売りにいろいろファンド側に有利な条件をつけて作ったものでオプションのプレミアムを利回りと呼んでいる。売り手に立たされる商品の購入者はかなり不利な立場に立たされるけど、暴落がなければ比較的良い利回りの小銭が入ってくるので買う人はいる。でもそんな儲からない。日経が上がっていけばすぐに償還されてご破算になる。ただもしどこかで暴落でもあれば大きんな損害を被る。複雑な商品で胴元がいいように作るので普通のプットオプションよりも条件は悪いはずだ。

プットオプションのことを知らない方もおられると思うけど、そういう人は調べればいいとは思うけど、簡単に言うとプットは売る権利の売買。逆に買う権利の売買はコールオプション。日経平均が22000円として、22000円で売る権利を売ったとする。もし日経平均が急落して半分の11000円まで下がっても、22000円で買い戻さねばならない。だから暴落分大損する。そのリスクをとるかわりにプレミアムという利益を受け取る。そのプレミアムは仕組債の場合にはリスクに見合うものになっていないけど、まあ暴落がなければ小銭が入る。

ここからはわたしの想像だけど、この仕組債の胴元はたぶん世界中でこの商品を売っている。世界の市場ではどこかで何かの拍子に暴落がけっこう起きているから、一発あれば大儲けできる。暴落がないところではちびちびとコストを支払っていく。もともと条件は損しないように組んである。当然逆のポジションも自分に有利に組めばいいわけで、つまり大手が個人にリスクを押し付けて食い物にする道具だとわたしは思っている。最近代理店の証券会社の担当に聞いたらノックイン60%の仕組債が出ているらしい。ノックインとはそこまで落ちたら買い戻さねばならないレベル、つまり22000円の日経平均が14400円まで落ちると投資額の40%の損失を被るということ。もちろんそのまま下がっていけばもっと損失は広がる。利益有限損失無限の商品である。(無限と言っても投資額全部まで)

そんな暴落があるかないかではなくて、そんな暴落があればいいなと手ぐすね引いてほとんどリスクを取らずに待っているプロがこの世にはいるということである。それでもいつでもずっとである。
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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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