食事も仕事
2013年03月24日
魚をカミさんがよく調理してくれるがとても美味しい
煮魚とか焼き魚とか
いつも何気なく食べていたのだが
児童養護施設で食事を取るようになって
その味にずいぶん差があるなあと思える
カミさんに聞いてみた
「この魚、どこで買ってんの?]
「伊勢丹よ」
「美味しいね,幾ら?」
「それは一切れ400円」
「ええー」
じゃあ2つ食ったら800円か?
施設では一食の予算が200円だぞ
「あなたがそれがいいっていうからよ」
家で食事をしながら
値段も考えず、あれが旨いこれは嫌だと勝手なことを言っている
それを続けているうちに、こうなったようだ
けっこういいものを買うようになっている
今日の魚は
近海の生ものだそうだ
カミさんは料理の腕前はかなり上げたが
旨い理由は
それだけではなかったわけだ
魚に限らず
米とか肉とか、施設と我が家では味が全然違う
米の差も大きい
うちはいつも実家の知り合いから送ってもらっているがとても美味しい
施設ではたぶん一番安い米だ
一見似たようなものを食っているんだが
値段も全然違うってことだ
なんだかなあと言う気になる
施設の子供は残してはいけないと
全部食べさせられる
(もっとも残す子もいるし、盛りも変えているが、基本は全部食べる)
うちの娘はそれよりずっと高いものを出されて
あれがいい、これがいいと文句を言って
そしてけっこう平気で残す
うちの娘が施設に行ったら
味付けも含めてだが
ほとんど食えないと思う
ちなみにわたしは絶対に残さない
なんでも全部食べる
美味しいとは思えないが、食えなくもない
施設では食事も仕事のうちだ
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