うまく生きていますか?
2017年10月02日
よくお金で幸せは買えるのか?という話があって、まあ当たり前だけどお店に並べて売っているようなもんではないから、それは幸せを買うという行為は実際は有り得ない。そうすると金があるほど幸せか? という話になる。ただ私の周りの人間を見渡しても、もう結構と言うくらいお金を持っている人はほとんどいなくて、何らか金については不足していると感じている人がほとんどだ。だからなんとなくもっと金があると良いなあとは思うから、お金と幸せは多少比例相関にあるとは感じる。これはほとんどの人の実感ということで良いとは思う。だからお金で幸せを買うとまでは言わないけどあったほうが幸せになりやすいとなる。
考えた方がいいのはそのお金を得るというプロセスの質である。今自分が得ているお金がどういう行為の結果得られたものか?という視点である。平たく言えば、嫌なことをしてお金を得た場合と好きなことをしてお金を得た場合では、同じお金でも幸せ度合いが随分と異なると私には思える。仕事というのは上手く調整するのは難しいから簡単に辞めるわけには行かない。いくら金があると云っても辞めたら困るという人が多いから結局仕事は続けざるを得ない。私の知り合いで自分で成功したり家業を継いだりして豊かな生活をしている人間もそれはいるが実際には選択肢はない。ずっと働き続けるしかない。それを自分でどう思うか?それと他人がどう見るかというのもある。結局自分の納得があって、その上で納得の質感が問われるということだろう。
自分ではうまく生きているつもりというのは、そう思わないよりマシなのかもしれないが、案外マシでないこともあるような気がする。例えば兄弟で骨肉の相続争いをしてそれで思うように勝ち取ったとして、自分では上手く生きているつもり。あるいは会社でロクでもない人間にヒーコラ仕えて多少出世してそれで自分では上手いこと生きているつもりというのもある。ちっとばかし偏差値の高い学校に入ってそれで良いと言われる職を得て、それで上手く生きているつもりというのもある。交通事故でなんともないのにせっせと通院して小銭をせしめて、それで自分では上手く生きているつもりというのもあるだろう。 自分でそれで良いと思えば勝手にすればいいことであるが、そこは本人のスタイルというか生き様というか、あるいはこだわりとか美意識とか価値観とか、いろんな言葉は当てはめはめられるが、要は自分が何に納得するかで、その人間のなんというか品格という表現はちと違うが、まあ格好よさと云っておこうか? そこに差が出てくるように思う。別に人がどうこう言おうが関係ないけど、でも自分を客観視する必要はあろうかと。 |
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