証券会社からはよく電話があるが、銀行からも時々かかってくる。ぜひ一度投資相談にお越しいただきたいというお誘いである。相談って言ってもわたしが相談することは別にない。「ハルトモ様は資産形成についてどうお考えですか?」 「ああそれは考えてないね。お金は増えなくていいの。」これでだいたい相手は二の句が継げない。
世間ではリタイアする時にある程度まとまった資金を持って、それを運用することを前提で資金計画を考えている人間は相当いるだろうと想像する。まあそれでどうぞご自由にやればいいのだけど、運用しないと生活が回らないくらいだとリタイアは早いような気もする。というかリタイアって言わないんじゃないかな? 普通の労働はしていないというだけでなんらかのかたちで金銭を得ているというのは変わらないのだから。中にはかなり楽観的な運用計画の人もいるだろうから今は順調そうでも行き詰まる人も出て来るんだろう。
秋田で生活保護の老齢者が集団で暮らすアパートが燃えてしまった。住んでいた人間は生活保護を受けながら精神科に通う人が多かったとのこと。この手のアパートが燃えたと言うニュースはけっこう耳にする気がする。たぶん火の始末なども徹底していないのかもしれない。60歳70歳になって身寄りもなく財産もなく収入もなく、狭いアパートで生活保護で一人暮らす気分というのはどういうものなんだろう? 娯楽はテレビくらいか?ちょっと想像がつかない。わたしも貧しい生活は経験したけど、ずっとは続かないという確信があったからそんな悲観はしなかった。この人たちはたぶんもうどうにも挽回の手がない。ずっと今の生活が続くだけである。彼らはわたしのような人間を見たらどう思うのだろうか? 世の中間違っているって思うのかな?間違っていようが間違っていなかろうが現実は変わらない。
もうしばらく株取引はしていないのだが、ネット証券を変えようかと思っている。変えても取引するわけではないが口座を開いてなにかのポイントがもらえる証券会社が良い。今の証券会社はなにもポイントがつかない。ガソリンを入れてもコンビニに行ってもどこかで買い物をしても、今はなにかすればポイントがつく時代である。ポイントがつかないものは損だと思ってもいいくらいだ。ネット証券てのは電話がかかってこないと思っている人もいるかもしれないが、あれもかけてくる。まとまったお金を入金するとすぐにかけてくる。
おいおい本題はいつ出て来るんだと思われるか? 保険会社から電話があった。事故の示談がまとまって一件落着となったとのことである。事故の相手がいろいろごねていたが、結局修理費以外に一万円分だけ損害を認めてもらったらしい。手取りで数千円になるようだが、その相手は数千円のために9ヶ月もごねていたのである。暇な奴だと笑う気はない。暇さなら負けない。バカな奴だと笑っている。示談によりわたしにまた数万円が支払われるそうである。結局全部で17万円が車の修理代ということで支払われたが、見てわからないくらいの傷なので当然修理しないからそのまま17万円貰ったという話である。写真は事故直後。ここから磨いたらもうまったくわからない。でも修理の見積もりは17万円なんである。相手は本当に修理したそうだから数千円、わたしは17万円、それぞれ手にしたわけだ。ただお互い保険を使ったので保険料が上がるから向こうは実質損だ。大騒ぎしたのは向こうだが結局わたしが儲かって向こうは損して終わった。
わたしは車両保険がたぶん2万5千円くらい上がるそうだ。17万円も貰っているので損はないのだが、次は車両保険を外そうかと思っている。それだけ上がるなら何かあれば自分で修理すればいい。生命保険も同じだが、結局保険というのはなにかあったら困る人間がかけるものでその分保険会社を儲けさせることになる。わたしと同世代でもけっこうな生命保険料を払っている人は多いと思う。一家の大黒柱に何かあって奥さんや子供の生活が成り立たなくなっては大変だから生命保険は必要ってことにならざるを得ない。その分金がいるということである。わたしはもうだいぶ前に生命保険料を払い込みが終わっている。死亡保障で1000万円ほど。それ以外は特に生命保険は入っていない。必要ないからである。最近は事故とか病気とかで働けなくなった場合に収入を保障する保険も人気があるそうだ。もちろんそれなりのコストがかかる。わたしは働いていないが特段困っていないのでそういう保険も必要ない。もちろん車の対人対物とか掛け捨ての医療保険は入っているがこれはコスト的には十分見合うと思われる。医療保険は月3千円だがもう100万円いただいた。白内障の手術で保険外の多焦点レンズを入れたからだ。
なんにせよお金に余裕があるとコストも下げることができる。余裕があるものはますます余裕となり余裕のないものはさらにきつくなる。ひどいね。
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