褒められた記憶がない

2017年08月17日
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サラリーマンライフ
わたしの場合は春休み、梅雨休み、初夏休み、夏休み、残暑休み、初秋休み、秋休み、晩秋休み、初冬休み、冬休み、厳冬休みと続くわけだが一応まだ夏休み期間である。世間では中小企業であればそろそろ仕事も始まっているだろう。家のそばの新築工事などは昨日くらいから始まっている。大企業であれば今週いっぱいくらい休める会社も多いだろう。いずれにせよ人とあまり違った時期に休みづらいというのは日本のサラリーマン社会の傾向でなににせよ人と違ったことは控えねばならない。

わたしが企業勤めの時はいつでも好きに休んでいた。家族でヨーロッパに行ったのは確か3月だった。前に書いたように夏休みは長かった。そういうことを言うと、良い会社にお勤めだったんですね、と言われる。確かに自分に合っていたと意味では良い会社だったんだけど、少なくともわたしが好きに休むようになったのは、売り上げをゼロから飛躍的に伸ばして権勢を持った後である。それまではそんな長く誰も勝手に休まなかった。外資系で夏休みは長めとは言っても3週間なんてのはありえなかった。みんなわたしといわちゃんでやり出したことである。それで部下も真似しだした。

会社なんてどうせ自分のものでもないしいつかはバイバイするんだから、適当に利用すればいいと思うけど、それがそうできないサラリーマンばかり。たまにいい加減で会社を利用しようとする人間もいたけどこういう奴はほとんど仕事ができなくて結果を出すことがない。まぐれで出ても続かない。仕事ができて会社を利用するという人間はほとんど見なかった。そこがなんでろうね?とちと思う。そういう人は起業するんじゃないですか?とか言うけどそうでもないだろう。わたしなんか自分の会社なんて欲しくもない。威張れるんだろうけど自由じゃないというのはサラリーマンと同じだ。威張りたい人はいいだろうけどわたしは威張りたくない。ちやほやされて喜ぶ人間でもない。だって会社で人をチヤホヤしたりする動機はろくなものはないと決まっているから。それが自分の人徳だとか能力だとか勘違いするのは笑止である。

そうやって考えると人から褒められた記憶というのが思い出せないくらいない。たまに褒められたのも40歳前くらいで、それ以降はないんじゃないかな。たぶん子どもの頃からでもあまり人から褒められた記憶がない人間だ。逆におまえはそれではダメだ。絶対にうまくいかないと、これはどれだけの人間に言われたか、こっちもいちいちと思い出せないくらいたくさんある。凄いという人間はけっこういたが、それも次第に呆れるに変わる。呆れるで終わればいいほうで、さらにとんでもないと怒り出す人間もいる。そうなるのは大抵既存の枠組みをわたしが壊そうとする時だ。だれでも自分が危ういと思えば攻撃する。

絶対に上手く行かないと言う言い方もあるが、もっと上手にやれというのもよく言われた。その上手にやれと言う人間がほとんどわたしを見ていて、最後に言うのは、世の中間違っている。ということである。なんであいつがあんなにうまく行くんだ。おかしいだろう。というわけだ。まあその点においてはわたしも賛成だ。世の中なんて基本的に間違っている。だからおかしな人間が権力の座についたりとりまく連中もおかしいのが集まるのだ。その間違った世の中でどう生きたいかは自分で決めればいいだけのことで、そうと決めたらその通り自分の思うままに生きれば良い。一応お金は困らないくらいには稼いでね。
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