ボルボD4のコーナリング性能
2017年08月05日
さいたまから長野県美ヶ原まで200キロちょっとである。案外近い。リッター20キロ走るので往復してガソリン代が2000円ほど。高速道路と有料道路は通らない。寝たのは車の中。だから交通費は2000円だけ。温泉にも入ったからそれが500円。美術館が1000円。3500円の一泊二日旅行である。
行きは国道254号線を通ってみた。だいたい高速道路のそばを走っていく。そして佐久から山を登っていくのだが、254号は東松山から向こうはずっと生活道路で交通量も多く道幅も狭いところが多い。2度と通らないと思うが、こういうのは一度自分で走ってみないとわからない。夜走って5時間ほどかかった。
帰りは上田まで出て国道18号と並行して走る県道を長く走って軽井沢へ。そこから碓氷峠を国道18号で越えるが、旧道を選択した。たまにはワインディングロードを走ってみたかった。人間がねじ曲がっているのでねじ曲がった道が大好きである。結婚前は友人のふくちゃんとサーキット走行を楽しんでいたくらい。だからコーナリングの基礎はわかっている。大切なのは4輪のタイヤにかかる荷重の感覚を意識することである。そして前輪駆動と後輪駆動では挙動が違う。
ボルボD4は前輪駆動である。それでハイパワーのディーゼルエンジンを積んでいるので、アンダーステアが強いかと思っていたのだが、それはパワーを使うとそうなるが実用域ではそうでもないという特性がある。2000回転で最大トルクを発揮するD4エンジンは回転を上げずとも太いトルクで悠々と山道をこなしていく。そしてその回転域を使いそこそこのペースで走る限りは意図したコーナリングラインを綺麗にトレースしていく。後輪駆動に近い感覚がある。そこそこと言っても十分わたしで気分よく走れるくらい。助手席に人を乗せてはやらないくらいのペースである。
これが以前乗っていたGOLF GTだとコーナリング中終始強いアンダーステアを感じる。これはコーナリング中にもしもハンドルから手を離せば飛び出していくのがわかるという感覚である。それを前輪のグリップで抑え付けている。その気で飛ばしているなら良いがリラックスとはいかない。たぶんボルボよりもゴルフの方が限界が高くてそこでの挙動も穏やかだと思う。だがそんな運転を公道でする用事がない。もう若い頃のようなハイペースで山道を攻めることなどない。
実際ボルボはラフにアクセル操作をすると急に挙動がバタバタする。だがそんな運転しなければいいのだ。
昔は峠族だったが今はすっかり大人しくなったという中年以降のドライバーにはオススメのコーナリング性能だと思う。
急峻な碓氷峠は関所もあったし昔から難所で知られている。そこをもう明治の時代には信越線が走っていたそうである。その橋が今でも残っている。看板のウンチクによれば明治25年に作られて昭和45年まで使われたそうである。交通量はほとんどと言っていいくらいない。あまりに静かで車を降りると怖いくらい。振り返ると熊に注意って看板があった。
旧碓氷峠を堪能して国道18号で高崎、そして国道17号に入るが、高崎からしばらくはやはり道幅が狭くてペースが上がらない。いいペースで走れるのは本庄くらいからである。そして熊谷バイパスに入れば国道4号線と変わらないくらいのハイペースとなる。まあまだまだ研究が必要である。(研究するかどうかわからんが)。ちなみに国道4号線はずいぶんと研究した。国道4号線は矢板までハイペースである。だがそこから先はペースがぐっと落ちるから、県道を駆使するのである。
家に帰るとまた桃が届いていた。これは超がつく高級品だ。これは近所におすそ分けだ。友人知人からいろいろ送ってもらえるのは嬉しいが、埼玉からするお返しで良いものがないのは難儀である。それでいつも悩む。
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