ベーシックインカム

2017年06月20日
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マネーと生活





略してBIと書くらしいが、これは今世界8カ国で実際に実験されている。有名なのはフィンランドで2000人の失業者を無作為で抽出して毎月7万円を2年間支給して、さてどうなるか? ということらしい。まさしく実験である。日本でもそういう実験やってくんないかな? もちろんハルトモくんも晴れて選ばれればということだが。

冗談はさておきこんな実験を真面目にやるということはそれなりに検討する価値があると思うからするわけで、では一体どんなものなのか?忙しい労働人である読者諸兄に変わってわたしが調べてみた。

まずこの実験結果は途中経過は報告しないで、慎重に分析してまとめて報告されることになっているそうだ。こういう実験をするということは人間の行動はそれだけ読めないってことだろう。いったいどうなるか?結果が楽しみではある。

BIというのは収入に関係なく国民全員に一律決まった金を支給するというもの。それだけで楽に暮らせるという金ではないがまあ気持ちが落ち着く最低限の金額ということらしい。フィンランドの場合月に7万円。そのかわりに今ある社会保障制度の多くは廃止される。生活保護とかさまざまな低所得者への援助など。日本では年金制度を置き換えられるとも言われている。これにより大幅な制度に関わるコストダウンが期待できるそうだ。生活保護の不正受給なんてもなくなるし、見破る必要もない。年金も複雑な手続きもいらなくなり人員も削減できる。つまりいろんな社会保障を中途半端に問題を抱えて維持するのではなく、税とBIでまとめましょうって考えである。

生活保護だと働かないほうが得だという理屈が出てくるがBIであれば働いた分はプラスなのでかえって働くモチベーションがでるとも言われている。さらに生活保護の上のワーキングプアと呼ばれる人たちの生活が大幅に改善される。ブラック企業というのは働かないと食えない人間の足元を見て利用しているわけだが、そういう企業は誰も働かなくなるので淘汰されるという説もある。まったく収入がない人はいなくなるので皆それなりの社会的な信用を得ることもできる。

財源は基本的に税金ということになる。サラリーマンの給与明細を見るとそれはいろんな社会保障費が引かれているがこれが全部税になるイメージだ。もちろんそれだけでは足りないというかそもそも金は足りてないのでそこはどうやっても増税になるのは同じだがコストが下がるぶんだけ有利だろうと言われている。

このベーシックインカムで一番利益を受けるのはニートである。今までは親の金を食いつぶしていた連中が晴れて国からお金を頂戴するようになる。ニートはそもそも労働が嫌いなんで、たぶんBIが出ても働かないだろうと言われている。だが今までよりは外に出てきて消費をするようにはなるので社会性としてはプラスであろうとも言われている。

だがそれでもニートけしからん、と思われる方もいようが、日本でニートはいったいどれくらいいるのかと言うと60万人弱である。そしてこの数は少しづつ減っている。理由は出生率が下がって若者自体が減っているからである。ニートになる比率は変わっていない。その一方で生活保護受給者は220万人弱、これは増加傾向の数字のようだ。であればこれはどう計算してもBIに移行したほうが社会全体としては得だという理屈になる。

こうやっていろいろ書くとBIいいじゃないかってふうにも思えるがそんな簡単なもんではないだろう。いわゆる大多数のまともな人間からすると毎月金が来ることで、例えば会社で我慢しないでパッと辞めてしまう人間は増えると思う。あまり上司の無理を聞かなくなる。これはハルトモ個人的には好ましいと思うけど、わたしみたいな人間がこの世で増えるということでかなり混乱するだろう。それで結局は働く人間は減ると言われている。そうなれば国は衰退するだろうと。だがここからおもしろい話がある。

ローマ時代、市民はほとんど働かなかったらしい。立派な浴場でダラダラしたり、あるいはコロシアムで人間と人間とか動物ととかの試合に熱狂したり。それでも国が回っていたのは奴隷を働かせていたからである。その奴隷に代わるものを人類は熱心に開発中で、それがロボットである。野村証券なども研究結果を発表しているが人間の多くの仕事はロボットに置き換えられるよになる。今は居酒屋でひとり客を相手するロボットもできている。スターウォーズどころか古くは宇宙家族ロビンソンに出て来るような人間的なロボットはこれは人類の夢でありいずれは実用化されるだろう。

そうなると働く働かないという以前に人間の仕事が減ってなくなるってことになるから、これはそういう意味においては人間が働くことで国が栄えるって考えはなくなるのかもしれないし、あるいは今は金にならない商売が仕事になって普及するかもしれない。今でもゲーマーは海外でも高額賞金をかけるトーナメントが行われているが、これがもっと拡大してコロッセウムにかわってオンラインで大衆が熱狂するようになるかもしれない。こうなると実はこれはニートの出番である。ニートはだいたいゲームが得意だ。

ということでニートの将来は明るいというのが今日の結論、、、じゃなくてたぶん20年後とかにはBIに移行する必要が出て来ることになるかもしれない。既存の社会保障制度の行き詰まりとテクノロジーの発達による働き方の変化がこの社会変革の両輪ということのようである。
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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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Comments 4

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ベトナム  

No title

>宇宙家族ロビンソンって...
いや ハルトモさんって同世代なんだなあってあらためて思いましたね
これ好きで毎週見てましたわ それと謎の円盤UFOも
「ストレイカーだ」って 声認証だったかな顔認証だったかな
昔想像だったものが今はみんな現実になってますよね
人間が想像できる事はすべてやがて実現されるって言いますけど
タイムマシーンも現実になるんでしょうかね

2017/06/20 (Tue) 10:19

ハルトモ  

No title

懐かしいですよね。タイムマシンが現実になったら相場師はこれはどうなるんでしょうね?

2017/06/20 (Tue) 20:55

ayu**1_746*  

No title

ターミネーターに描かれたような機械対人間の未来が待っている。機械が暴走しなければとても天国のような経済社会ですね。

2017/06/21 (Wed) 06:04

ハルトモ  

No title

機械の暴走もあるのかしれませんが、まずお金がどこから生まれるのかよくわかりません。

2017/06/21 (Wed) 08:15

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