ニートというもの
2017年06月18日
ニートと呼ばれる人間はこの世にけっこうな数がいることは承知している。ニートに対して批判的な見方をする人間は特にわたしと同世代では多いのだけど、自分の生き様だから勝手にすれば良いとわたしは思う。世の中に役にたっていないなどと揶揄される方もいるがそもそも人間が生きる意味が社会貢献などとわたしは思わないし、そうやって批判する人間こそ実は自分自身のために必死というのが世情である。
わたしは既存の人生の成功イメージを否定しているという意味においてむしろ親近感を感じるくらいである。ニートはたぶん親孝行にも不熱心でニートの子供を持った親はさぞかし迷惑だろうが、まあ親でありながら子供を虐待する人間もいるこの世である。子供の世話にならないと強い決意を持つ親もたくさんいる中で、その期待通りに振る舞いをするニートにそんな目くじらをたてるまでもあるまいと思うのはそんな不自然な思考の流れではなかろう。
ニートは結婚とか家庭を持つことにも概ね不熱心であるけど、逆に己の性欲を巻き散らかすかのように後先考えずに子供を量産してその子供をないがしろにする児童養護施設の子供の親を思えば、これは案外良心的と言ってもよいくらいではないか? 児童養護施設の子供の親に多産が多いという事実はあまり知られていない。
ただニートで生きるのも己の納得でご自由であるが、さてそれが自分が老いて行く中でいつまでそう嘯き続けられるかは大いに疑問でたぶんほとんどのニートは老いた時にもしも病気にでもなればたぶん後悔するハメになるとわたしは想像するがそれも含めて自分の選択であるからそれはそれで良いのであろう。そもそもそんな先のことまで考えないというのもニートの特徴的性向である。彼らと議論する意味もない。
わたしの今の生活は自分自身で築き上げた経済的な基盤があるニートと言ってもいいかもしれない。普通のニートは基本金がないのであちこち遊びに出れないけどこっちは金があるので遊んで暮らせる。普通のニートは自分のことしか考えないが、わたしはゆとりがあるので年寄りの面倒も見て子育てもして家族の生活に不安もない。これはなかなかよくできたニートでないかね?まあいつまでも今のような生活を続ける気もわたしはないのだけど。
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