鰻 国産vs中国産

2017年06月11日
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日々の雑感ーリタイアライフ



ゴルフ仲間のあまさんによると鰻の蒲焼きがスーパーで中国産だと400円、国産だと1200円と3倍も値段が違うそうである。それであまさんは中国産を買うそうだ。中国産の鰻の安全性についてはネットで情報がいくらでも出てきてあまり肯定的でないものが多いが実際のところはよくわからない。想像するにしっかりと管理されているものも、そうでないものもあるんだろう。

我が家は国産しか食べない。中国産は国産と比べておいしくないと思う。鰻ならなんでもいい、とにかく鰻を食べたいとか思わないから、たまにおいしい鰻を食べれば十分だ。

ネットで鰻を調べていたらずいぶんと知らないことがあった。鰻というのは卵から養殖する技術が開発されておらず必ず天然の稚魚を捕ってこないといけない。その稚魚にも4種類があってメジャーなのはヨーロッパウナギとニホンウナギ。ただどちらもなんと絶滅危惧種である。

特にヨーロッパウナギはワシントン条約で輸出が禁止されているらしい。そのヨーロッパウナギの稚魚を大量に輸入して養殖して日本に輸出していたのが中国であるが2015年以降はその稚魚の輸入ができなくなってるいるとそういうことになっているんだけど、でも安い中国産鰻がスーパーに並んでいるわけで、どうもいろいろ抜け道があるようで判然としない。

中国ではニホンウナギもさかんに養殖しているらしい。ニホンウナギと言っても日本でだけ穫れるのではなく東アジア近海で広く穫れるらしい。ただ漁獲量が減っていることは間違いない。なにせ絶滅危惧種である。日本で穫れるウナギの稚魚は全盛時には年間200トン以上あったそうだが今は10トン以下にになっているそうである。それで稚魚を日本も輸入してそれで日本で養殖をするということが広く行われていて、それが国産鰻と称されて、同じ物が中国で養殖されると中国産鰻となる。鰻のコストで大きな部分を占めるのはその稚魚の値段らしい。

そう考えると少し合点が行かないのは、同じ稚魚から養殖してなんでそんなに値段が違い味も明らかに違うのか? いろいろ理由は言えるのだろうが、やはりどうも肯定的な話しにはなってこない。ということで鰻は好きだけど絶滅危惧種とも聞いてあまり食べないようにしようと思った。スーパーとかでは買わずにたまに店に行くとか出前を取れば良いかな。

昨日は来客もあったので鰻を5人前取ったが、スーパーの輸入うなぎの10倍の値段。これはさすがに庶民の食べ物とはいかないなって改めて思う。輸入物は食うなと言ったら怒られそうだ。

ゴルフの帰りには100円の回転寿司屋が近距離で3軒ならんでいる通りがある。二軒だったが最近一軒できた。ゴルフの帰りに通るとどの店も駐車場は一杯である。きっとどこでもネタに鰻があって、日本人は鰻が好きだから、それこそ中国産の鰻がばんばか庶民の胃袋に入っていってるんだろうな。

昔は関東の寿司屋には鰻ってなかったんだけど。(関西ではあった)それが今は100円寿司で広く鰻が扱われている。これも鰻の消費が進む理由だろう。ちなみに我が家は100円回転寿司も基本行かない。一度いろいろ調べたら行く気がしなくなった。この話しは以前書いた。鰻と同じく寿司もたまにで十分である。どうしても100円で食べたいとは思わない。
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