センスと技術

2017年06月06日
0
0
株式投資
株式投資。これぞというチャンスを待ってそこで勝負する。うまく勝てばさっさと逃げるってことはここで何度も書いているんだけど、そのチャンスがどうかどう判断するってのはこれはセンスって話になっているけど、でも少しなんか書けないか?て考えると、これはやはりチャンスを見る目を磨くしかないってことかなって思う。センスがないなら身につけるしかない。

これはチャンスじゃないかな?て思ってもまずは仕掛けないこと。それはたぶん客観的にも経験則的にも根拠が弱くてただのフィーリング。おもしろいかなってのくらいじゃだめ。それを何度か繰り返すと、これは今までとは違うな、本物のチャンスだって思える物に当たるかも知れない。そこで勝負じゃなくて、まだ待つ。そうするとそれが本物だったかどうかわかる。たぶん本物じゃないってことになるけど、もしも本物だったら? それは仕方ない。自分に見極める力が備わっていないのだからチャンスを逃すのは仕方ない。そこはあきらめて次のチャンスを待つ。そうして待っていると、またチャンスとおぼしきものに出くわす。

さあー今度こそ、たぶんこれも待ったほうがいい。そうこう繰り返していくと、今までとは別次元で確信に近い感覚に襲われたたとしたら、まあそこで勝負でいいんだけど、そこからが難しい。ずっと長く待っていると、すっと動けない。ある意味待ちすぎて及び腰になっているってことがある。そこで果断に打ってでれるかどうか? このあたりはどうなんだろう、やはりセンスかな?

昨日は渋谷、今日は浅草に出張ってきた。浅草は東洋館という漫才中心の色物寄席がわたしのお気に入り。東洋館は11時半に入場して4時半までたっぷりと5時間笑って2500円。本当に安いと思う。でもこの2500円を払って入る客はほんの少数。ほとんどは招待客と言って例えば新聞の勧誘のおまけとか。芸人さんにいくら入るか知らないがたぶんろくに入らないだろう。それでもコンビを組んで10年20年という芸人もたくさんいるってことはそれなりに楽しい仕事なんだろうかね。

今日は一人あたりの持ち時間が15分だったんだけど、まったく受けない連中も何組か出て来た。それからネタが変わりばえしないてのもいくつかあった。総じてダルな舞台であった。15分という長めの持ち時間では芸人の実力が如実に出る気はする。受けないで15分舞台に立っているてのはキツイだろうね。

それから受けないてのは客を引き込まないから自然と客から声がかかる隙を与えるってことになる。本当に面白ければ客は聴いてくれる。がそうはならない。それで客あしらいが必要になってくるんだけど、ベテランはそこがうまい。客の声をうまくあしらってまた笑いに結びつける。未熟だとそこがさらにしらける方向になる。そういう技術の差を見るという意味では面白かったとも言える。

お笑いの世界もセンスがものを言うんだろうとは思う。センスがあれば若くして芽がでる。でもセンスがそんななくても経験と練習で技術を積み上げることでセンスに迫ることができる。それで長い事生き延びることができる。これは株式投資にもあるいはビジネスにも通じるものだという気がする。

センスがあるなしてのは努力と別物であるだろうし、いくらセンスがあってもそれだけじゃやはりものにならないってことだろうから、なんにせよ技術を磨くってのは絶対やったほうがいいんだろうね。

でも自分自身を振り返るとあまり技術を磨いてって努力はしてこなかったと思う。ただセンスに頼りきるほどバカじゃないから自分のセンスで戦える範囲でうまいことしのぐという感じかな。それで人生十分面白おかしく過ごせるんでそれでいいかなって思っている。これ以上望んだら、必死に努力している人に申し訳ないや。

関連記事

Comments 0

There are no comments yet.

コメント投稿

Trackbacks 0

Click to send a trackback(FC2 User)
この記事へのトラックバック
更新順
同カテゴリ