夢を叶える
夕食はガストに入ってみた。事前にチェックするとアプリでクーポンが出てる。それを使うと安いのがもっと安くなる。この写真、デカンタでワインを頼んでドリンクバーも頼んでさらにこれだけつまみがあって1000円である。味はまあまあである。田舎なので店内はがらがらである。ここでくつろいでそんでiPadにダウンロードしている映画を見た。いつもiPadには映画を数本入れてある。ダウンロード元はアマゾンプライムビデオで無料である。なんでも安くすむ。まるで学生気分だ。たぶんわたしに娘よりわたしのほうが節約旅行だが、どうにも貧乏って感じはしない。それで適当ドリンクバーで粘ってそんで車で寝る。いわゆる車中泊ね。
若い頃こんな生活をしてみたいとささやかに夢描いていたことを忠実に実現している。我ながら思うが地に足がついている。豊かになったからと言って夢はバブルにならないのである。ちゃんと昔の夢を実現することで自分の精神的原風景を確認して、そして今の幸せを実感する。そう考えると車はティグアンでは贅沢なくらいである。買いたければもっと高い車は買えるけどそうすると自分の原風景が見えなくなり畢竟つまらない。いくら贅沢をしようが、夢を叶えたやったぞというリアルフィーリングもないならやらんでいい。
こうやってできるのも多分体力があるからだろうね。時間と金は当たり前にしても体力がないとこうはできまい。時間と体力の不足を金で補うのは簡単だがまあつまらない。自分で言うけど、金と時間と体力、一種目でもハルトモ君を越えたらなかなかのもんじゃないかしら?
ところでガストにいたら10数人の地元のおばさん軍団が入ってきた。大きな声で話し笑いとても楽しそうだ。そのうちに帰るのかと思っていたが案外長い。こっちは映画を見ているのでさほど気にはならないが、そのうちに会計、と意思表示を店員にした。もう帰るのかな?と思ったが、その割り勘の計算が紛糾してなんだかんだで30分以上かかった。これはすごいことだ。わたしのようになんでも手際よくやる人間にはこういう時間の使い方ができない。本当に無駄な時間を過ごすという贅沢を彼女らは意図せずに実践している。それで帰るのかと思ったら次に集まりをいつにするかの議題が上がった。それを決めるのにやはり30分、ちなみに次は3月31日だって。こんなことを二週間に一回もやているのか!ということで帰りそうになってから実際帰るのに一時間かかった。まったく上には上がいるものだが、ずっと見ているわたしもかなり暇である。こういう連中と遭遇するのを嫌だと思えば店を選べばいいのだが田舎にそれほど選択肢はないのと、わたしがこういうのが存外嫌いではない。見ているだけでもおもしろい。こういうのも夢のうちである。
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