株式投資への課税

2017年03月12日
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株式投資
株式投資の利益にも経費を認めるべきだという主張は時々聞く。株で儲けるためにセミナーに出たり本を書ったりパソコンを買っているのだから元手がかかっているという理屈である。まあ確かにそうなんだろうけど株の場合は20%が最高税率であるから、経費を認めろと言うくらいに大々的に、取引専用のパソコンとか回線を用意してやっているのであればそれは立派な事業だから税率が優遇されていると感じる。まさかそのパソコンでブログを書いたりはしまい。

ろくに利益が出ていない素人は論外である、たとえば利益が一定額以上は経費を認める代わりに税率を所得税と同じにしたらどうだろう?
そしたら増税になるだろう。 わたしは個人的には今の税制に不満はない。どちらかと言うと株の利益への課税は少ないくらいだと感じている。理屈じゃなくて実感である。

株の儲けは泡銭(あぶくぜに)という言い方をする人間がいるが、それに反発する気はない。なんでもいい。言いたい人間には言わせておけば良いが、まあ確かに泡銭という感覚は自分で多少ある。人様から掠めとった金という実感はあるから。

確定申告で経費を認めると税務署員と議論したところであまり意味はないと思う。税務署員は基本的なことは教えてくれるが、微妙な判断はあくまでも申告者がするものである。そこで税務署員が受け付けてくれたからと言ってそれは当局が認めたという意味ではない。わたしは税務署の指示通りに申告したのに後からそれを修正しろと言われたことがある。税務当局の考え方が変わったからである。税務署なんてそんなもんである。

たとえば投資の経費を年間30万円経常したとする。それをすぐさま指摘したら6万円にしかならないが、時候の5年まで引っ張って150万円にしてそれで過少申告税とか納税遅れの利子などを乗せるとたぶん60万円くらい取られる。税務署はそれくらいの計算はしておかしいと思ってもすぐさまは指摘してこない。せこい納税者に対抗するためにか税務署もかなりせこいのである。以上わたしの限られた経験からのお話であった。
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