大増税時代に備える
年金収入というのはそれが企業年金でもかなり所得税上優遇されている。まず黙って半分は課税されない。それから基礎控除がある。わたしはすでに54歳から年金を受給しているし生涯この恩恵に預かれる。覚えておいていただきたい。年金生活者は税務上有利である。
不動産収入については、わたしは物件をキャッシュで買っている。元手は株の儲けだからただで手に入れた気分。だが税務上は数十年にわたって償還できるので毎月家賃は入ってくるのに利益はあまり出ていないことになる。したがって税金が安い。唯一固定資産税、こればかりは普通のサラリーマンよりずっと払っているが、これさえ不動産の利益からは差し引かれるから税額はますます減る。共同名義で夫婦で大家だからそれぞれ青色申告の控除もある。
昨年はそれ以外に退職金と失業給付があったがこれらも非課税である。利子配当所得というのもあるがこれはすでに源泉徴収されている。税率はそれなり。でも元手そのものが株の儲けでもともと無かったくらいのものだからただで貰っているという感覚になる。
ただで手に入れたものがなんだか金を生みそしてそのお金には課税がなされない。見方によれば世の中間違っているということである。税金というのは額に汗して労働をする人間から重点的にいただくことになっている。加えて人から使われるいわゆるサラリーマンからいただく構造になっている。一方不労所得への課税は甘い。さらに言うなら金を持っているだけでは課税がされない。現金は温存される。まったく金持ちに有利にできているということである。
こういうことは文句を言ってもどうにもならない。文句があるなら革命を起こすしかない。その革命さえ上手くいかないと思うけど。世の中まちがっていようがいまいがそれが現実。それで上手くやるように考えよということである。
こうなる前にはわたしも長年ずいぶんと納税してきた。社会保障費もずいぶんと払ってきた。だがこういう体制に持っていくとわたしはこのブログでもう何年も前から言っている。これからは大増税時代が来るから税務上稼がず豊かに暮らす方法を考えると。そしてわたしはそれを着々と実現しただけである。
この年になってもし自分の思惑と違う方向に自分の生活が向かっているのならそれはどこかで間違えたかぼんやりしていたか、いずれにせよ今の自分は自分のおこした行動の結果である。ぶつぶつ言うならまず自分に言うべきということである。
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