株のやめ時

2017年02月10日
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株式投資
ある早期リタイアブログ、なかなかおもしろくてちょくちょく読んでいるのだが、この人はよくある独身で倹約生活の早期リタイアでなく優雅なリタイア生活をしている人で、どうしてそうなったかはよくわからないが、とにかくもうとっくに会社を辞めて遊んで暮している。株もすこしやっていて、その人は余裕資金で株を始めて200万円くらいの含み損を抱えていた時期もあるが、今は含み益が600万円になっているそうである。それでブログで言う。株はそろそろやめ時ではないか?と。もうやっていてもそんなにおもしろくないそうだ。それで資金を株から引き上げて行こうかな、とか考えているそうだ。資金は1100万円だが保有銘柄はかなり手広く細かい。

わたしはこの人は株を止めないと思う。というかまずポジションをゼロにできないと思う。なんとなくやめ時かなと思って止められものじゃないだろう。たまたま今は時勢がよくて利益が出ているからそんな気になるのだろうが、もともと自分としての明確なEXSIT戦略がないのである。すぱっと辞められる人は辞めるずっと前から明確なイメージができていてそれがリアルになったから辞められるんだろうとわたしは思っているが、もっとも実際そうやって勝ち逃げした人間に直接あったことがないからよくわからない。あくまでも自分の話。

そもそも別の見方をすれば株は別に辞めたと宣言しなくてもいいのである。タバコや飲酒と違って、一時辞めていてもまたやったからどうということもない。チャンスだと思えばそれはやってもいいはずで、もうやらないなんて言うのはそれは負けて酷い目にあった人間が言うことだ。ただポジションをゼロにしてもうこれで終わりかもな、という気分になるのはそれはある。

なにせ人間というのは思っていることをそのまま実行できるものではないということだ。なぜかと言うと「思う」ということそのものが深く掘り下げられていないからである。行動に移せないということは実は本当の意味で考えているとは言えないとわたしは思う。逆に言うなら世の中の多くの人はあまり考えていない。でもなかなかそうは思えないのであろう。自分なりにいろいろ考えているとほとんどの人はそう思っているから。
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