ライフプラン二ングの考え方
2017年01月06日
将来の収入について話しますとわたしはなんらかのかたちで働いて収入を得ることにはなると思っています。広い意味での暇つぶしの結果多少は収入になるという意味です。ただどれだけ得るかはわたし次第ですから未確定ですし流動的です。一応言っておきますが株で安定的に収入を得る期待はありません。株はあくまでおまけ。一方ある程度固定的に収入が見込める、いわゆる不労所得というのがあります。
我が家の場合は
1、利子配当 現状すでに収入 終身
2、わたしの企業年金の生涯給付 現状すでに収入 終身
3、家賃収入 現状すでに収入 終身(ほぼ
4、わたしの企業年金の60-65歳期間給付 2018ー2023
5、わたしの確定拠出年金 2018-2023
6、かみさんの個人年金型生命保険 2022ー2027
7、わたしの公的年金 2023ー終身
8、かみさんの公的年金 2027ー終身
これに労働のシナリオとさらにバックアップとして金融資産が加わるわけです。
以上のように長期にわたってすでにそろばん勘定はできています。注目すべきは年齢をかさねるにしたがって節目節目で収入がアップしていくことです。それは2027年に最大値となってその後安定します。我が家のような形で組めれば将来の不安はほぼありません。(もちろんリスクは承知していますが)老後成功というパターンですが、これをどう築くかと言うと58歳というわたしの年齢ではすでに過去形です。今から作ろうとしてもどうにもなりません。払込は終わっています。この年齢ではすでに勝負あったなのです。
まずはご自分のプランをこうやって書き出してみることをお勧めします。できればエクセルに入れてグラフにすると良いです。さらに支出も書き出します。その上でのギャップが足りないお金です。その時に根拠のない倹約は入れないことです。今は生活費は毎月25万円だけど、まあ15万円あればなんとか暮らせるだろう、、なんてのはほとんどやってみるとうまくいきません。やればとても惨めな思いになるでしょうからこれでは成功とは言えません。辛く感じる人も多くいると思いますがこれは肥満の人間が体重計に乗るのを避けるのと同じです。現状をしっかりと見つめないといけません。ご心配なく、体重計に乗ったからと言って体重は変わりません。
働くつもりがあり収入が見込めるのであればそれもリストに加えるべきです。でも年齢を重ねるにつれて収入を得る方法は限られますからそこも現実的に考えないといけません。最後70超えて毎月10万円なんとかせねばとなればコンビニの店員、駐車場の整理も考えないといけないかもしれません。ああ会社で課長部長だった俺がコンビニでいらっしゃいませかよ?と情けない気持ちになるかもしれませんが、それが現実だとまずは認識することです。この作業を避けるともっとひどい目にあいます。
収入が足りないからと言って多くの人が投資に目を向けて失敗します。8-9割は負けますから、いまでさえ足りないお金がもっと足りなくなります。もし60歳になるまでに投資の経験がないとかすでに儲かってきていないのなら、自分は投資の才覚はないと、そう見極めになったほうがよろしいかとわたしは思いますが、多くの人は聞かないでしょうね。売り込む方も上手ですが、それ以上に人は自分にとって都合の良いシナリオを説得力あるものと勘違いするからです。冷静で論理的なつもりでいても実はそうではないのです。でなきゃ8-9割の人が負けるわけないでしょう。
さて今30代40代の人はどうでしょうか? これこそは今のうちから常に体重計に乗る習慣を持つことです。わたしがそうしてきたのです。これは漠然とした計算でも見通しでも構いませんが、常に意識することで、それで生活が変わってきます。仕事も順調で昇進もしているからと、それで高級車を買ったりこだわりの家でずいぶんオプションをつけたり、そんなことしていると60歳70歳でどうなんだろう?てそう考えることが大切です。使うなとはいいません。わたしだって車にはずいぶんと金を使ってきましたが、要は承知で使うということです。その分気を引き締めて稼ぐ方もなんとかせねばという気にもなります。働き方も変わりますね。わたしは社長になる気はなかったですが、絶対に部長にはなるって自分で決めていました。計算しても部長にはなるべきとそう判断したからです。でもその後ずいぶんとうまく回ったので結局辞めても大丈夫になってそれで今のわたしです。
好きなことをする。嫌なことはやらない。というのはわたしの信条ですけど、それは場当たり的で後先考えないというのとは全く別のことです。なんでもちゃんと計算してやるのです。こうすればこうなるだろうなって、、ちゃんと自分の能力も適切に見計らって、、、。投資でも仕事でも自分を買い被っちゃいけません。わたしは豪胆かつ傲慢そうに見えるらしいですが、とても臆病で計算高くて慎重で、、その上で思い切ったことを勝負と心をすえて戦うのです。
続く
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