勝ち切るということ

2016年12月28日
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家のこと不動産投資のこと
セミリタイアのブログはけっこう多いが、さて定年前にセミリタイアしてそして10年20年すっかり成功して悠々自適ですよというそういうブログはほとんど目にしない。探し方が悪いのかもしれないが、仮にあったとしても、結論としてセミリタイアのほとんどは長続きしなだろうということは言えそうである。セミリタイアした人間が数年して普通の生活に戻ろうとしてもろくなことにはたぶんならない。セミリタイア前より悲惨だろう。

不動産投資のブログを見ているが長年続けている人間というのがほとんどいない。メガ大家などと嘯いている威勢のいい人間も経験はわずか数年とかせいぜい10年とか、いまだに借金漬けで物件を増やし続けているすなわち借金を増やし続けている。ちょっと考えればわかることだが、不動産投資の最終的成功の形は借金がゼロでありそして貸してもいい売ってもいいという優良物件でゆとりのキャッシュフローを持つことであろう。そうなるためには20年以上はかかるのかもしれないが、見事成功しましたって自慢している悠々自適の大家があまりいない。結局成功しているのは相続地主ではないか?(相続地主でも失敗する人間がいる)

株式投資為替投資のブログも多いが、さて10年以上続いているブログがいくつある? 株式投資、為替投資こそ、一番長続きしない投資かもしれない。ほとんどの人間は消えて行く。もちろん消えた理由は退場したということだけではないとは思うが、それでも少なすぎる。やはり長続きは難しいのだと思える。相場の成功例はもう一生の生活を担保して、あとは好きな相場を悠々と遊び半分でやることではないかと思うが(好きならね)そういう人間というのはこれは非常に少ないと思う。専業ですと胸を張ったところで、明日止めたら暮らしていけないならそのあたりのサラリーマンの余裕度と大差はない。

大人しくサラリーマンをしている人間を見てみよう。わたしと同世代でそれこそ学歴も高く立派な職を得て、それで頭を低くして気遣いをして30数年も頑張って、それでもう働かなくても遊んで暮らせる人間なんてこれはほとんど目にしない。年金も減るし老後不安だという人間がほとんどだ。長続きだけはしたのだろうが、それこそ勝ち切るには程遠いとしか言いようがない。わたしと同世代でせいぜいこの程度ということは、30代40代のもっと若い人たちはさらに苦しいと思われる。

家業と継ぐとか起業した人間は成功例としてある程度いる。かれらは確かに収入も多くよい生活をしている。だが勝ち切るという視点から見ればこれは程遠いという人間が多い。規模が拡大すればするほどそれなりのリスクを取る羽目になる。会社は会社で大きな投資をせねばならないとなれば重くその責任がのしかかる。そして勝手に止めたとは言えない。もちろん社員に対する責任もあるしそして次世代に事業を引き継ぐ責任もある。安寧の日々は訪れない。

ということで何をやっても勝ち切るというのはとても大変である。勝っているというのはあくまでも途中経過で、ある意味流動的なポジションである。いつなにがどうなるかわからないのである。わたしは30代後半くらいからずっといかに勝ち切るかと考えてきた。相当よく考えないと勝ち切る体制には持っていけない。能力があってもそれを温存して、戦線を広げる誘惑に勝たねばならない。

わたしのおじいちゃんは事業を拡大に拡大して成功者と称された。大きな屋敷に住み高額納税リストに載り社員数百人の社長。だが最後事業を潰した。結局成功は途中経過に過ぎなかった。わたしは大人しく頭を下げて生きる気はなかったけど、規模の拡大や成功の派手さより、勝ち切るというのに重きを置いた。

幸いそれほど贅沢を好むわけではない。いくらでも儲けたいとも思わない。むしろ必要以上に稼ぎたくないという気持ちである。だから勝ち切るファーストで良いのである。わたしのようにある程度のサイズでこじんまりと勝ち切るというのは、新しい成功の形かもしれないと自分で思うけどね。 みんな稼いだ後に楽しようと思う、だから稼ぐのがいっぱいいっぱいになる。わたしは稼ぐのにも全力を使わないでいつも手仕舞いを頭に入れて動いていくってこと。その上で勝ちきる。まあ要領がいいんだろうけどね。
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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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Comments 2

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白猫次郎  

No title

おはようございます、お説はごもっともですね、使いきれない金などは無駄そのものだから、働き過ぎないのがコツですが、大半は貧乏症で出来ない人がほとんどです。

欲と時間のバランスが、日本人は下手ですね。

2016/12/29 (Thu) 07:26

ハルトモ  

No title

いつもコメントありがとうございます。
働き過ぎの割に効率が悪い、でもそれを続けるんですよね。

2016/12/29 (Thu) 17:19

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