公的年金だけでは暮らせなくなるらしい

2016年12月16日
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マネーと生活
企業年金の管理金融機関から本人確認の手紙が定期的に来る。そのたびに役所に行って本人が住んでいることの証明書をもらい返送する。給付期間は一生涯であるからちゃんと生きているか確認しているわけだ。役所が絡むのでいい加減な記入をするとハネられる。前回は再手続きになったので今回は慎重に無事終わらせた。

一生涯にわたり給付をするという企業年金を持つ会社はもう日本にそれほどないと思われる。以前はJALとか東電がそうだったと思うが今はどうだろうか? 日本でも数少ない優良企業年金である。それもわたしの場合もう54歳から支給されている。65歳以降もらえるであろう公的年金以上の金額を毎月もらっている。もしここのブログで言うとおり101歳まで生きれば47年間の給付になるから大変な金額である。企業年金で会社を選んだわけではないので本当にラッキーである。

わたしのように一生涯給付という人は少ないだろうが、それでも日本の一流企業に働けばそれは手厚い年金システムが用意されている。公的年金とは別物で、当然厚生年金も出るのでかなり裕福な老後が見込める。一方日本の会社の99%は中小企業だけど企業年金など用意されていないところがほとんど。そうすると頼りは公的年金になるのに今後それだけでは食えないようになるという年金改革が進んでいるが、みなさんわかっておられるのかな? どうされるんだろう? 最近わかってきたのは、わたしの友人知人でも、わたしより10年以上遅れてもそんなのんびりわたしと遊べる身分になる人はあまりいないということだ。こっちとしては遊び相手が減るということで残念である。

年収>所得>手取りという基本的関係があるが、わたしは今年、たぶん来年もだが、手取り>年収>所得という構図になる見込みだ。つまり手取りが一番多くてその次に年収でさらに青色申告して所得となり、その所得に課税される。まったく税金を納めないわけではないが、会社勤めの時とはけた違いの少なさである。社会保障費も減る一方である。理由は失業保険は収入にカウントされないからである。退職金はさすがに年収に入るが免税の対象である。失業給付以降わたしははどうなるかというと 年収≒手取り>所得という形になる。社会保障費と税金がミニマム。不動産収入の青色申告を夫婦でするプチ事業者であるというのが大きい。自営は大変な人も多いが楽な自営は最高だね。

わたしはだいぶ前からこのブログで何度も書いてきている。大増税時代が来るから、これからは稼がずに豊かに暮らす方法を考えていかなければいけないと。会社を辞めたのはそれが目的ではないけど、方向性としては合っているという認識はあった。投資にしてもしかりだが、人生はやはり10年20年いや30年先のことまでよく考えないといけない。おもしろいは中学生高校生でも20年先のことを考えて一生懸命勉強する。それでよい学校に入ってそれなりの職を得ると、もうレールに乗ったという安心感でもあるのか、30-40歳くらいで20年先のことを真剣に考えていない人間がほとんど。そう言われると反感を持つんだろうが、同世代の現状を見ればやはりよく考えていなかったと言うしかない。

サラリーマン時代ずいぶんといろんな人間からアドバイスされた。もっと賢く生きろと、、査定や昇進など気にしない平気で敵をつくる自由きままな態度を指して言われたのである。だが今のわたしはこのブログで書いている通りの生活。一方賢く生きているはずの連中がいまだにひーひーと言って老後のめどが立たない。結論から言えば、人生無骨に不器用に生きているようで、実はわたしの方が案外賢いということである。運がいいだけだと言う人もいるけど。運だけではなかなかこうはならんと思う。
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