褒美をあげる

2016年11月18日
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児童養護施設のこと
施設の子どもが勉強頑張ると言う。それで成績が上がったらご褒美をあげるという約束をしてしまった。何万円もするIPODが欲しいんだそうだ。本当に目標を達成したらプレゼントせんといかんが、どうかな? 五分五分かな。目標はやはりできるかできないかってくらいに設定するのがいい。

自分の子どもに褒美をいうものをあげたことはただの一度もない。自分のための勉強、褒美でつるもんじゃないだろうって思っている。でもそれがそう思えるのは自分の娘だからだろう。ちょっと意味がわからないかもしれない。
小細工をしなくても娘が将来困ることは絶対ない。だから妙な癖をつけさせたくない。物でつられるってのはよろしくないって思う。目先の利得で態度を変えるってことだから。

大学だって自分の娘は入れるところに適当に入っておけば良いというスタンスだった。実際大学なんてわたしに言わせればどこでも同じである。どうせどこの大学かで娘が困ることはない。でも施設の子どもの将来を考えるとそうは言えない。わたしが最後まで面倒みれるわけではない。少しでも偏差値が高い大学に入った方が有利かなって思う。そのためにいくらかでも励みになるなら褒美をあげてもいいってそういう気になる。

なんか不思議だ。普通の人は自分のこどもに褒美をあげるんでしょ。そんで他人のこどもに褒美なんてあげっこない。わたしは自分の娘には褒美はあげないけど、他人の子どもに褒美をあげるの。まあわたしの娘は褒美ではないけどたいていの物は与えている。それをどう受け止めるのか? それはわたしの教育の問題ではなく娘の意識の問題だと最近思うようになった。わたし逆の意味で同じだった。自分の境遇を過不足なく受け止めてさてそこからである。逆境も順境もそこから先は自分次第よ。
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