ウィーン美術史美術館
2016年08月28日
ここの圧倒的展示量には息を飲む。壁一面に名画。宗教画と肖像画が多い。
ルーベンスとかベラスケスとか。あんまり好きじゃない分野だと思っていたけど、今回は瞠目した。なんかのっぺりした感じじゃなくてとても人間的な表現がでているものもあるのだなと自分の見識の浅さを痛感である。ルーベンスが書いた半裸の女性の肖像。まずこんなの見たことないと思ったら、実際珍しいもので、そんで奥さんなんだって。とてもリアルでなんか女性の気持ちが感じられる気がする。
それはどんな感じかはよくわからんのだけど。絵とはそういうものでそこから先は観る方の都合だろう。人生と同じである。ネガティブにしか人生を見れない人間はその通りの人生を歩むだけ。何をやっても楽しいとわたしに思うから実際何をやっても楽しいや。ウィーンにいても本当に楽しい。当たり前か?
クレオパトラが毒蛇に咬まれて自殺する絵、このクレオパトラは艶めかしい。死なすには惜しいと思わせるが、ところで右にいる侍従まで胸をはだけて、君はいったい何をしているのか?と聞きたくなる。だいたいクレオパトラだって裸になる必要はない気もするが、なんだろう,葬儀とか埋葬の都合かな?
その胸をはだけた従女、となりの女性と比べてただ悲しんでいるとだけにも見えない。ちゃんとしねるかな? 痛くないのかな? なんか心配している様子。ということは自分も後を追って死ぬとか、あるいは別の都合で死にたくて自分もクレオパトラの真似ででもしようかとそんで観ているのか? いろいろ考え出すと切りはない。わずか数分佇んでわたしの脳内旅行は終わるが、続けようと思えば続く。こんなことをしていたらいくら時間があっても足りない、ウィーンに住まなきゃいかんな。
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