才能と努力
2016年08月21日
例えばオリンピックでメダルを争うレベルになると、たぶん出てくる人間はみんな才能には恵まれている。そこで雌雄を決するのが努力という構図になる。だがそもそも才能がなければそこにはいないのである。
では株式投資はどうだろうか? やはりほとんどの勝ち組はそれなりの努力をしている。努力なしには到底勝ちきれない。だから勝ち組は才能より努力を強調する。オリンピックのメダリストと同じだ。
だがオリンピックと同じく才能というか何か持っているものがなければそこにいるわけがないのは、数字を見れば明らかである。千人に一人いるかいないかということを決めるのに支配要因が努力だけで済むはずがない。
そこでおかしなことが起きる。多くの凡人は勝ち組が努力を強調するもんだから自分も努力すればひょっとして勝てるのではないかと勘違いするということだ。だがそんな甘いもんではない。なにせ株式投資で成功するのは千人に一人いない。
それに加えて、多くの凡人の努力は努力が努力になっていない。つまり努力が足りなくて負けるのではなく、努力がすっとどっこいの方向違いで負けている。つまりおバカということ。わたしのゴルフの練習と同じことを株式投資でやればいくら金があっても足りないなとは思うもんね。左に行くから右に打てばいいというもんじゃない。
そういう人間がまた簡単に言う。ハルトモは才能があるから勝てるんだろう。それはそうかも知れないが、あなたが負けるのは才能がないからじゃなくてバカだという理由だ。というのがわたしがここで言っていることなのね。
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