賃借人退去
2016年08月06日
以前賃貸人と賃借人を打ち間違えたことがある。そしたら鬼の首で取ったようなコメントが入った。ハルトモお前馬鹿だな、賃貸人と賃借人の区別もつかんのか? その後に言いたいのはハルトモのような馬鹿が儲ける世の中は間違っているってことだろう。このブログを読んでいればわたしが借りているわけはない。貸しているに決まっているのだから、読んでいて別段意味が通じないということはない。
ましてやお前な馬鹿だなと指摘する意味はないのだが、それを言いたい心持ちはかなり貧しい。ましてや匿名だ。わたしなら黙って読んでおくね。かと言ってそのコメントをした人間に喧嘩をしても意味ないどころか馬鹿げている。言われて直しておけばそれでよい。だが何年もそれをわたしは覚えている。
わたしは執念深くはない。恨みも持ち越さないほうだろう。それは親とかに対してもでもある。だがそれは忘れると意味ではない。忘れるのであればそれは確かに馬鹿だ。わたしは決して忘れない。そしてそれは将来のためのデータベースとなっていく。ただそれだけである。
いつも前振りが長いのはわたしの持ち味だが、さてどっちだったかな? 賃借人か、今日退去した。早速部屋をチェックすると恐ろしく美しい。さすが大手都市銀行の社員である。まかり間違って社宅の件でトラブって評判に傷がついたら出世に差し障る。やはりまともな人間に貸しておくに限る。
世の不動産投資家で儲けるためつまり利益をマキシマイズするために競売物件などに手を出すのも多くて、彼らはむしろやり手と称されるのだが、わたしに言わせれば利益にこだわる時点で二流である。利益なんぞ気にせんで、かと言って損もせず、なんだか自然に儲かっていくというのが極上である。それと客層の悪いのを相手にするのは面倒であるし頭痛のタネにしかならない。
そのマンションはこれから義母が住む。我が家からほど近くとても安心であるが、そんな物件買おうと思ってすぐにいいのが見つかるわけはない。仮にあってもこっちは欲しいのだから言い値で買うことになるだろう。まあ金があればの話だが。
だがわたしはそのマンションを5年前に、こっちの言い値で買った。その顛末は書いたこともあるので暇な人は探せば良いが、結局今でも相場は買った時より下がっていない。もちろん当面売る気はないが、そんでこの5年で700万円ほど家賃をいただいた。ざっくりと言うならこの今買うより、1千万円くらい安く買えたということだ。自然に儲かるってのはこういう話だ。計算も難しくない。どんぶり勘定で十分である。
儲けるためには他の投資家より競争力を身につけるに限ると思いこむ人間も多いが、まあ損するよりはましだろうが、やはりそれでは二流である。競争などしなければ良いのである。そこが個人と企業の大きな差である。企業であれば競争は避けられない。だが個人となった時に投資は個人の人生の中に組み込まれて、個人独自のサクセスストーリーを形成することが可能である。
なんとなく言っていることはわかるが、じゃあどうすればいいんだ?なんて聞きたくなる? そういう人はそこから間違っている。逆に聞くがハルトモはいったい誰に教わったのだ? せっかくの人生、一度きりだから自分で考えていきたほうがわたしはおもしろいと思う。それだけでチャレンジする価値はある。それでダメならそれでいいんじゃない。まあダメってことはない。自分でどう思うかだしね。
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