ビジネスクラス選び
2016年07月28日
昔懐かしいノースウエスト航空のビジネスクラス。今でもこのシートだって言われたら喜んで乗ると思う。リクライニングは150度くらいだと記憶してるけど足がよく上に上がってとても座りやすいシートだった。別に飛行機で真横になって寝たいとも思わないからフルフラットがそんな嬉しいとも思わない。成田ーデトロイト線は確か4番の機体中央の席が前に席がないのでそれでフットレストの跳ね上げ角度が大きくてとても楽で、いつもそこを指定していた。20年も前の話だけどね。
自分としては足が上がると楽だと思っていて、前がすごく広いエコノミー席でそれで機内持ち込みのバッグを前に置いて足を高くできれば別にビジネスクラスでなくてもいい。食事とか優先搭乗とかそんな重要じゃない。デルタはプレミアムエコノミーだと一番前を座席指定すればそういう席である。値段を考えるとそこが良い。十分だ。
ビジネスクラスというのはやはり高いと思う。だって二人でアメリカとかヨーロッパ往復するざっと80-90万円、安いのでも60-70万円はかかる。ホテル代と比較すればいかに高いかだけど、たぶんそんなに乗らないから払えるか、あるいは会社の金だからか、個人ではわたしは勿体なくて払う気がしない。
マイルでの無料航空券というはとてもよく使ってきたけど、これはビジネスクラスを選ぶ方がいい。必要マイル数と実際の値段を考えるとエコノミーの無料航空券はお得感が低い。我が家はヨーロッパとかハワイはたいていビジネスクラスだったけど、全部マイルで取ったので自分で金を払ってビジネスクラスに乗ったことって一度もない。
ヨーロッパに行くんだけど今回はアエロフロートのビジネスクラスを取った。生まれて初めて自分で金を払って乗るビジネスクラスだけど、これは二人で35万円であった。数ヶ月前にキャッシュで先払いする条件でキャンセル料はバカ高いのと、それと渡航先がオーストリアで安かったので、それで即決した。今だと60万円を軽く超える。35万円だとプレミアムエコノミー席を苦労して探しても似たような値段になるはずだ。
航空運賃てのはおもしろい。同じ航空会社でも同じところで乗り換えてるのに行き先で全然値段が違う。今回イタリアにも行くんだけど、成田ーローマはアエロフロートでも最低で65万円(二人ね)、それがウィーンだと35万円、同じモスクワで乗り換えて成田からモスクワまで同じフライトなのにこの値段の差。だからヨーロッパに行くんだったら最初に訪れる先をよく考えたほうがいい。ウィーンとかブダペストとか安いからまずそこに行って、そんで欧州内は別にフライトを取ったら良い。ウィーンからローマなんてエコノミーだけど5000円で行ける。2時間くらいのフライトだから全然OK。列車とか車という手も有力だね。
アエロフロートでもモスクワに行こうと思えば値段ははるかに高い。変だと言えば変だ、モスクワで降りてるのにもう一回乗ってウィーンまで行くと値下がりするんだから。これはどの航空会社もそうだ。直航便てのは競争力があるので高めに設定される。
ヨーロッパに行くのに一番安いのは実はアエロフロートじゃない。最安値は中国系である。わたしが調べたときは二人で32万円であった。北京乗り換えの中国国際航空とか上海乗り換えの中国東方航空とか、ただフライトの繋がりがあまり良くないのと、それと5-7時間のフライトを二回乗るってのがかったるいと思ったので2-3万円の差であればとアエロフロートを取った。エコノミー席ではたくさんの中国人と一緒に旅する気は起きないけど、ビジネスクラスならそれほど騒然とはしないので次回行くときに中華系を考えても良いと思っている。
20年くらい前は航空会社ごとに機材とかサービスとかすごい差があったけど、今はどこの航空会社でも長距離便は間違いなく最新鋭の機種である。あとは食事とかは多少違うがどうということはない。みんな割と美味しいよ。どちからと言うと中国人の口に合わせた中華は日本人にはきついかもしれないけど、まあ大丈夫だ。
安全性と言うのも気になるんだけど、最近はどこの航空会社も機体が新しいのに乗っておればそんな変わらない気はする。仮に変わっても、今から自分が乗る飛行機がどうかと?考えると何に乗っても堕ちる可能性はゼロではないのである。気にしてもしかたない。
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