資産総額と負債総額
2016年05月24日
不動産で勘違いする人が多いのは、一億円の不動産を借金で買えば一億円の負債ができるが、この時点ですでに大きくマイナスであるということ。昨日の記事でも6億円の不動産を所有していて借金が4億円だから実質2億円プラスだと考えている人がいる。
だが借金はまごうことなく借金で明日返してくれと言われたら4億円は4億円である。一方6億円の資産と自分で言っているが、大急ぎで処分して現金に換えたいとなったらいったいいくら残るのか?持っている物件が投資物件であるなら買いに買い叩かれて6億円で済むはずがない。半分がいいとこ。だから6億円というのはずっと持っていてそれでそれくらいの価値はあるだろうという、その程度の話である。それに不動産だって暴落するかもしれない。震災だってありえる。それ以外にトラブルの種はいくらでもある。
そう考えると6億円の資産があると自分で言っているが、実際はほとんど自由になる金はなくて借金で回しているだけと言ってもいい。逆に借金がなくてそれも投資用物件でなく個人住居用で持っていれば、それはどんな計算をしようがマイナスになりようがない。
だから6億円の資産で4億円の借金なんて人間より、借金がなくて不動産を持ってい人間のほうがはるかにゆとりがあるということ。怖いものはないのである。本当にゆとりある生活を目指すなら借金で回すという考えは持つべきでないとわたしは思う。
わたしはそう思うがそうでない人間と議論する気もない。互いに別の財布の人間がどっちの財布が良いか議論する意味などないのだ。だからハルトモお前の考えは正しくないと言われれば、それで良い。正しくなかった結果いくらか金を払うという話ではないから。わたしは別に正しく投資したいなんて思わない。
株式投資も似たような話はある。正しい投資を身につける。そんなの考えたくもない。瞬間瞬間の身のこなしで儲けていけばいいわけで、正しかろうが正しくなかろうがわたしはどうでも良いことだと思うんだけどね。もちろんこれもハルトモの言っていることが正しくないということで構わない。正しくないからと言って口座残高は変わらないのである。
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