猪苗代湖一周サイクリング

2016年05月03日
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旅を楽しむコツ
リタイア後悠々自適でスポーツジムに通っているという表現はよく聞く。お手軽で金のかからない暇つぶしだとは思うが悠々自適とは言いすぎだろう。わたしは先月一杯でスポーツジムを解約した。仕事をやめて時間に余裕ができた以上、せせこましくビルの中でただ体を動かす気にならない。体力づくりは目的があってやるものでそれが趣味になるかね? いっそボディビルというなら理解できるが。仕事をしていて限られた時間の中で体力づくりをしてバケーションに備えるとかいうならそれはなるほどと頷けるが、暇も金も体力もあるなら外に出て遊んだらいいんじゃないの、とわたしは思うけどね。わたしはスポーツジムも退会して、これからは乗馬と自転車と気功とゴルフ、さらに冬はスキーで十分体を動かすことができる。まあ年をもっと食って体を動かすスポーツができづらくなったらその時にまたジムに行くかもしれないな。

もともと言っていた通りに東北に行くつもりがある。しみちゃんは震災の中からわたしが助け出してそれで面倒みて最後看取り供養までしたが、その間兄弟親戚知人でだれも来んしなにもせんかった。わたしの実母を含めてである。しみちゃんはわたしの実母のまっちゃんの姉ということだ。であればハルトモおまえも身内だろうと言われそうで、まあそう言われればその通りだが、実母のまっちゃんとは小学校に入る前に生き分かれてしみちゃんに至っては会ったことなどない。(しみちゅんはわたしが3歳の時にあっていると主張しているがどうでもよい)。

しみちゃんには戒名もつけて位牌も作ったが、それは寺にある。あと遺影であるが、これをまっちゃんに持って行ってやるというのが旅の目的だ。まっちゃんは要らないと言っているのだが、しみちゃんは死ぬ直前まで気仙沼に帰りたいと言っていた。一緒に住んでいた妹のまっちゃんのことも気にしていた。それに気仙沼の土地だってしみちゃんのものでまっちゃんのものじゃない。しみちゃんは愛嬌があっておもしろかった。だからと言うわけだが彼女の希望通り遺影は気仙沼に持って行ってやろうと思う。遺骨はもう持ってけないのでせめて遺影である。こういうよい理由がつくと旅というのはぐっと趣深くなり価値あるものと思えてくる。

せっかく気仙沼まで行くのだから当然寄り道をする。訪ねても良い知人はというと東北には栃木福島宮城岩手青森といる。今回はそのうち福島と宮城をピックアップした。福島には猪苗代湖という大きな湖がある。こいつを自転車で回ったらおもしろそうだと調べていたら県かなにかの出先機関なのかよくわからないがサイクリングを振興している組織があって、一周して写真にとってそんでブログしてなどにアップすると2000円宿泊代を補助してくれるという企画があるんだそうで、さっそくエントリーした。猪苗代湖一周は約60キロだそうだ。我が家から毎週渋谷まで往復しているが55キロだからほぼ同じ。車が少ないからたぶん猪苗代湖の方が楽だろう。それにハルトモ君は言われなくてもブログにアップする。まさに渡りに船の企画だね。日本のいろんな湖を自転車で一周するのを趣味にするというのは案外いいかもしれない。自転車で湖一周の良い点は戻ってこれるということと、わりと平坦だということと、それと誰に話してもわかりやすいということだ。湖の名前ならみんな知っている。

猪苗代を終えたら郡山の友人にあって、それから山寺に行こうと思う。かみさんによると山寺に行くと心が洗われるんだそうだ。それはぜひ洗ってもらいたいが洗ったらなくなっちゃうじゃないかね。その後仙台の友人を訪ねて一杯飲んで、それから気仙沼だ。まっちゃんはうるさいので事前に電話しないでいきなり行ってやる。行っていなかったらその辺を車中泊で観光してぐるりとして、それでもいなかたっら遺影を玄関に置いておけばよいが数日帰ってこないということはありえないだろう。気仙沼のあとはまだ決めていない。

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