マイホーム

2016年03月06日
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マネーと生活
児童養護施設のこどもの親でも持ち家というケースはある。どういう処に住んでいるのかと多少気にして見ているが、どう考えてもうーんと首をかしげるよう物件が多い。まあ騙されたというほどではないが、わたしだったら絶対買わないような物件ばかりである。それも大抵長い住宅ローンを組んでいるわけだが、経済的に行き詰まってせっかく買った家を売却しようとしても物件自体が大きく値下がりして売っても借金が残るだけということになりやすい。まあ上手いこと業者に買わされたというところであろうか。子供を児童養護施設にいれざるを得ないような親が実社会でスマートでやり手ということはまずないからなんの不思議もないと言えばないのだが、弱い者ほど餌食になるということだ。

多くの人は生涯で家を一軒買えば上出来でせいぜいあっても買い換えだと思うが、その一軒がうまく行ったという比率はわたしの同世代だとかなり低いと思う。感覚的には一割二割じゃないかしら? わたしの古い友人でも売って買い直したいが売ると大損なのでそのまま住んでいるとか、多少余裕があって損を受け入れて買い直したとか、そういうケースが多い。バブルの頃なら高値で売り抜けた人もいたんだろうが、もうわたしと同世代ではそういう人間はまずいない。同世代で多いのはバブルの頃に買った人間だ。今は激しく値下がりしているしローン金利も高い。もちろん借り換えもしたんだろうがそれだってコストがかかる。

バブルがはじけて以降、物件価格も金利も下がった状態となり不動産を買うにはいいタイミングが出現した。だがこの時期乱売状態で、本来だったらマンションなんか建てるような立地でないのに、そこに安くて広い物件を無理無理建てて売ったり、かなり辺鄙なところに将来発展しますよなんて売り文句で戸建ての造成がされたり、それを熱心な不動産営業マンの売り込みに乗せられて買う人間がいくらでもいた。やはり家をなると広さとか価格に焦点が当てられる。多くの人は買う時に住むことばかり考えて売るときのことなんか考えない。新生活に思いを巡らすばかり。一生住むかどうか別として資産価値という観点から物件を見るべき冷静さはどこかに行ってしまう。ということで今となっては値下がりしてどうにもならない物件を買って立ち往生という人間はバブル以降もかなり多いということに相成った。

何千万かの買い物をそれも借金して買うということは、業者から見ればお客ではなく(そう呼ばれるが)実は獲物なのであると心すべきである。自分が獲物で狙われているというくらいの意識で業者と接するべきである。それでも不動産関連の業者は金融関係に比べればずっと良心的である。生保でも銀行でも証券会社でもテレビで、まずはお話しませんか?なんてコマーシャルをやっているが、フィナンシャルプランナーに有り金さらけ出して相談するなんてまったく馬鹿げている。彼らに自分の経済状態を話すということは、獲物が自らご丁寧に己を食いやすくするということである。わたしの資産状態全体を知っている人間は不動産業者だろうが銀行だろうが、証券会社だろうが、どこにもいない。こっちの情報なんて教える必要はない。なんとなく雑談でこっちが情報をもらえばいいのである。もちろんろくな情報はないけど、少なくとも今獲物にどんなものを売りつけているかはわかる。
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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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