後悔なし

2016年02月04日
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児童養護施設のこと
児童養護施設のチーフから電話がかかってきた。園長はじめベテラン職員が絶対に受験生を施設に返せと言っていると。わたしが当初主張した職員用の寮を遅ればせながら用意するそうだ。わたしが受験生の子供を自宅に連れ来てたので焦っているのであろう。だが彼らの主張は時期を逸している。わたしがもしも何もしなければなにもしなかった連中が急になにかを言い出しても、それはいまさらなんだよ、というもんである。物事には流れというものがある。今まで受験生のその子にどういうコミュニケーションを取ってきたか? わたしと厚みがまるで違うのである。




今日の夕食はかみさんの手作りのトマトスープミートボール、シーザーサラダ、かぼちゃのサラダ、その子はおいしいおいしいと食べてくれた。かみさんとその子は初対面だがすっかりリラックスである。そうやって甘えてもらえるのは我々夫婦にとっても感激である。

受験生の子には施設の事情を話した。施設はすぐに帰ってきて欲しいと言っていると。だがその子は言う。「今になって施設の都合を言ってるだけでしょ」。わたしは一呼吸取って、丁寧の話しかけた。確かにその通りだ。だけどね、園長だってそのベテラン職員だって自分を守るために一生懸命に戦っているんだ。彼らにも家族がいる。施設が対応不足で、はねかえり職員にこどもを自宅に連れていかれれば立場がないのも事実だ。だからちゃんと職員寮の対応もしてくれると言っている。世の中というのはそういう一生懸命さのぶつかりあいなのさ。園長も懸命だけど、君だって大学受験にかけているから同じく一生懸命。園長を笑いも恨みもせず、自分の懸命さを貫けばそれでいいだけのことだよ。さて君はどうしたい? 

その子ははっきりと言った。ハルトモさんはわたしの熱や止まらない咳のことまで心配してくれている。施設はそうじゃない。わたしは一番大切なこの受験3日連続を、ハルトモさんの家から通いたい。この家がとても落ち着くそうだ。この受験をベストの環境で迎えたい、それだけだそうだ。でもハルトモさんはそれで大丈夫? なんて聞く。

おーおーもちろん大丈夫。ハルトモ君は無敵だからね。そうやって笑って答えておいた。かみさんも一緒に笑っている。わたしのかみさんはもっと無敵だ。施設の事情もあるだろう。園長の都合もあるだろう。それはわかるが、わたしはその子の合格の可能性が1%でも上がることをしてあげたい。それだけである。その結果わたしが何を言われようが、どんな羽目になろうがわたしは一生後悔することはないのである。
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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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Comments 3

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ra1*0*30  

No title

いつも読ませてもらってます。
上からの物言いになるかもしれませんが
ぜひその子を救い上げてやってください。

2016/02/04 (Thu) 22:38

bobu  

No title

お久しぶりです。
色々な思いがつながって行くと良いですね。

2016/02/05 (Fri) 10:21

ハルトモ  

No title

ご両者コメントありがとうございます。
物語には続きがありました。続編をどうぞ

2016/02/05 (Fri) 10:29

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