物事の考え方
2015年12月16日
風呂場でも音楽を聴きたいと思っていて、浴室の外にボーズのワイヤレススピーカーを置いたりしていたのだが、防水タブレットも購入したことだしこれを機会に防水スピーカーを買おうといろいろ調べて結局JBLの20000円ほどのコンパクトスピーカにした。同じくらいの値段でBOSEのものも持っているが音質はいい勝負のようだ。BOSEは防水じゃないからJBLを追加で買ったわけだが最初から防水のJBLであれば良かったか? こうやって買っても使っていないものというのはたくさんある。買って失敗ということだが、逆に買い逃したとかいう後悔はないから、まあなんというかゴルフで言えばトップはしても絶対ダフらない覚悟ということだな。ゴルファー以外は意味わからんかな?
株で言うとね、わたしは買い逃すことはあっても買って失敗したということはない。常に失敗は同じ。つまりミスの種類を限定するのである。これってけっこう重要なことで、恋愛でも強気一辺倒で行けば、声をかけておけば良かったかもという後悔はしないですむ。それがあの時は強引に行きすぎて失敗したな、とかあの時は消極的でうまくいかなかったなとか、そんでフラフラしてるとなにがなんだかわからなくなっちゃう。いったん一方向に振ってしまえば、あとはそれを逆方向にどう緩めるかに集中すればいいから紛れが少ないということになる。
人間関係も同じで初対面だろうがなんだろうが本音でどんどん自分を見せていく。繕わない。長くつきあっていけばどうせどこかで本性が出るもんだから合わないとわかるなら早いほうが良い。長くつきあっていってボロがでる人間とか、あの人こんな人だったんだとか思われるのは嫌だしね。そうすると長くつきあっている友人とのトラブルはほとんどなくなる。わたしの場合おつきあいする知人友人はみんな長い。信頼できる人たちばかりだ。わたしのことを嫌う人間は最初からわたしを嫌ってくれるのでわかりやすくていい。つきあいは続かない。そのほうがお互いのためだ。
誰からも気に入られようとかいう八方美人とか、あるいは一見人格者とか、実は、、それほど人間ての差があるもんじゃなくて、案外やっていてどこか無理がある人間がほとんどだという気がする。もちろんごく少数の立派な人はいますよ。でもそんな立派な方とはわたしのようないい加減な無頼漢がうまくいくわけはないから最初から付き合わないほうがいいだろうし滅多にいないから気にしなくていい。
ゴルフの話に戻ると、上級者はミスをするならこれって、ミスした時のことまでちゃんと考えている。あるいは最初からミスを前提にゲームを組み立てる。ナイスショットを前提にゲームを組み立てると、どんなミスでも出るからこれは制御不能になる。右にも左にもいくらでも曲げるより、ミスるなら左、それもある程度のまげ幅で、そうすると、あミスショットだ、と思ってもOBまで行かずになんとか止まるとか、そういうぎりぎりセーフてのが多くなる。それでスコアのまとまり方がよくなる。
株式投資も同じような面があるってこと。こうなるだろうと思うのは別にどう思おうが勝手なんだけど、うまくいかないとしたらどうなる?てシナリオがきちんと持てていれば対処のしようが違ってくる。まさかこんなことになるとはとか、予想だにしなかったな、とか負ける人間はだいたいこういう間抜けなセリフを平気で言うものだ。
正解はこうではないか、というところを当てようとするのではなくて、まずはこれは確実にまちがいないなと思えるところから思考を開始する。ビジネスでもまあ今の仕事でもなんでも同じだけど、今この時点で間違いなく言えることは何か? 可能性は高いが確定ではないことは何か? 可能性は低いがあるかもしれないことは何か? こういう切り口で整理していくとそんなすっとこどっこいなことにはそうそうはならないようには思う。
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