弱さと愚かさ

2015年11月07日
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人生の考え方
児童養護施設は社会的弱者の世界である。預けられている子供がまず弱者、そして子供を預ける親や身内も弱者、預かっている施設そのものも弱者と言っていいくらいである。弱者は守れとか弱者は救うべきなどという綺麗事はいくらでも聞くが、始末が悪いのは得てして弱きものは同時に愚かなことが多いということである。いろんな意味で愚かであるからこそ弱者に甘んじそこから抜け出せない。弱さと愚かさはセットと言っても良いくらいである。では愚かな者を皆で救え助けよなどと誰が言うであろうか? どんな政治家だって言わない。

この世は愚か者は蹂躙される構造になっている。先日書いたように児童養護施設だからと言ってちゃんと価格交渉や品質交渉もしなければ出入りの業者から高いもの平気で売りつけられる。これは業者が悪いのではない。ちゃんとするべき仕事をしない施設が悪い。なぜするべき仕事をしないのか? 愚かだからである。どんな言い訳をしようは高い買い物をするのは、よほど気前良く儲けさせてやろうなんて金持ち以外は、愚かに決まっている。

施設のいる子供たちの親もいろんな意味で愚かであるからまともに子供を育てられないというケースが大多数である。(もちろんそうでないケースもある。)子供を躾けしたつもりで虐待する親、返せもしない借金をする親、まともに働かない親、子育てを放棄する親、そういう親たちが、勤務先でまともな仕事をする社会人である確率はかなり低い。仮にまともに働いていたにせよ、こどもを施設に入れておいて平気でいられるという時点でやはり愚かと言っていい。

恐ろしいことに、もう家に帰っても良いような家庭でも親が引き取らないというケースが結構多い。子供を施設に預けておけば金はかからないし楽である。自分の家に引き取れば面倒を見て金を出さねばならない。だからか施設が家庭引き取りの話をしても逃げる親が多いのである。児童養護施設というのはおかしな親から子供を引き離して保護する権限は法的にもあるが、逆に親に返す権限がない。親が同意しない限り家庭に戻れない。誠に勝手な親が多い。自分の子供なのに合わないとか一緒に住んでもうまくいくとは思えないとか、まるで他人みたいなことを平気で言う親もいる。それで引き取らない。引き取りの話をした途端音信が途絶える親もいるのである。

愚か者が救われる世の中になる見込みはまずあるまい。せめて施設の子供達には愚か者を繰り返して欲しくないが、まともな扱いを受けてこずに随分とひねた子供になっていて、決しておつむも強力とは言いがたいのに勉強も嫌いな子供が多いので、なかなかに厄介なのである。
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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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Comments 1

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fuh*a*  

No title

昨日 NHKで ホロコーストの発端は
優生学から始まったみたいな事やってましたね!
オイラも駄目かって 自覚がある時点でまだましかな

2015/11/08 (Sun) 11:12

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