ここは施設だから

2015年09月04日
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マネーと生活


娘はイギリスの大学に短期留学とかで行っているが、英語で授業を受けていると言う。なんの授業かと聞いたらまずは英語の授業だと。イギリスまで行って英語を習うんかいな? 裕福な家の子どものままごとみたいな留学だ。英語なら日本にいても十分話せるようになるだろう。学校の必須行事ということだから参加MUSTであるがいわゆるお楽しみ旅行だ。

娘にとっては今年ですでに3度目の海外渡航である。年に二三度は海外に行って、大学は早めに単位を取得し終えて4年の時には一年くらい海外に留学すと良いのではないかと思う。アルバイトはあまりせんでも良いと言ってある。お金を得るために働くのは嫌というほど社会に出ればできることだから。もちろん学びも大切だ。わたしは働きづめの大学生活だったが、少なくとも高校生のときよりはずっと勉強した。大学の勉強は高校よりはずっとおもしろかった。

施設のある子どもがいう。留学するのが夢だと。児童養護施設からでは大学進学さえ困難な環境で、留学というのはたしかに現実としてはたちまちは考えにくい。まあとにかく大学に入ることだとアドバイスした。卒業してから働きながら海外の学校に行くという制度もある。あきらめにずおればチャンスは巡ってくるかもしれない。一方わたしの娘にとっては留学は夢ではなく選択肢のひとつである。留学にもいろいろあって奨学金を得るような選抜制のものから私費留学まで幅はあるが費用の面で問題なければ行けないということはないようである。

夢と選択肢、この格差をなんと思うか? 世の中ではこれだけの格差があるのに一歩児童養護施設に足を踏み入れれば、平等を唱えて子供達を等しく扱うということが正義となる。全職員ができることをみんなで同じようにやることが正とされる。つまり優秀な人間しかできないことはやらないでくれ、という結論になる。そのために子供が不利益を被ろうがそれは「ここは施設だから」というセリフであっけなく職員はプレッシャーから解放される。自分を高める努力など園長は自分自身もしないし職員にも求めない。本人たちは努力していると反論するだろうがわたしからみるとゼロだ。施設を3年現場で見続けて実際なにも変わっていないのだからそうと言わざるをえない。

かみさんと我が家に金はいくらあるんだろうか? という話になった。いろいろな口座があってややこしいが、それである金融機関に夫婦それぞれ1000万円づつ置いてあったのをすっかり忘れていることに気づいた。ときどき服のポケットからいくらか金が出てきておっと驚き儲かったような気分になるがあれと同じだ。なんか2000万円儲かった気分だが、残高を調べたら2000万円ではなくて2100万円になっていた。低金利とは言いながら、それでも知らんうちに2000人の諭吉は100人の諭吉を呼び込んでいたのである。これが借金なら逆の話になる。自分の諭吉はひっぺがされて離れていく。諭吉というのはかなりドライな性格である。

でその2000万円だが出てきたところでどうということはない。(出てきたわけではなくそこにあっただけだが)。ときどき聞かれて答えにくいのは100万円とか1000万円とかあったらどう使いますか?という質問で、これはあーそうですかとしか答えようがない。相当金額が大きくなってもわたしの答えは変わらないと思うが、少なくとも自分の贅沢のためにこれ以上金を使うことはないと思う。たぶん。

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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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