顧客第一主義

2015年04月21日
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日々の雑感ーリタイアライフ
友人知人からからよく言われる。「ハルトモは自分で施設建てて園長やったほうがいいんじゃないか? そしたらやりたいようにできるだろ?」

児童養護施設の新設は現実的にあり得ないのだが、小さなホームを新設して数人預かるというのは実際不可能ではない。3年以上の児童養護施設での業務経験があればそういうことはできるんだそうだ。里親がちと大きくなったようなもんで、夫婦でやって子供一人ごと手当が出る。だがわたしはそんな気はまったくないのね。面倒だし雑用も増えるだろう。わたしは児童養護施設の仕事に打ち込んで情熱を燃やしているわけではないしずっと続けるというつもりもまったくない。辞めてくれと言われればすぐにでも辞めていいし、どんなに長くやってもあと3年の定年までだ。そしたら大手を振るって子供達にさよならと言って辞められる。わたしと出会った子供達はきっとわたしのことを忘れないだろう。それで十分である。

なんの縁か自分の子供の頃過ごした児童養護施設に再び戻って難しい境遇の子供達と過ごす奇遇を得た。この点においては園長にとても感謝している。普通はこんなロートル雇わんでしょ。まあよほど人がいなくて困っていたんだろう。だからおかしいもの食ってしまう。ここの読者は児童養護施設の現場など全く知らないから、このブログを読んでうちの園長がおかしいと思っている人もいるかもしれないけど、以前も書いた通り根本は業界の構造的な問題であり園長はこの業界としてはたぶん平均的な人だ。わたしがいた施設も似たようなものだった。逆に言うとこの業界は50年前と本質はあまり変わっていないとも言える。

以前の会社でもよく言われた。ハルトモさんはサラリーマンなんてやってないで自分で商売をやってほうが向いてんじゃないですか? でもそんな気はまったくなかったね。面倒このうえない。金儲けに縛られて進退自由にできない身分はどんなに儲かっても御免だ。それにサラリーマンでも自由にやることは結果としてわたしは可能だった。その自由にやられて不愉快な人間が、ハルトモさん、サラリーマンてのはそういうもんじゃないでしょう、と辞めたくても辞められない連中が揶揄していたわけだ。

児童養護施設の仕事は拘束時間がやたら長くて休みが少ない。ただ仕事の内容とそれに実用な人材とを勘案すると給料はこんなもんかなと思えるが、今のわたしぐらいの生活をしようとしたら給料は倍でも全然足りない。それもすでに家があってのことでそれで毎月給料の倍以上使って、それで大きな娯楽や墓石だ車だとかあとこれからは教育費など毎年キャッシュで使うから、まあ3倍の暮らしかなと思う。以前の会社の時はもっと遊んでいたから4倍くらいは使っていたかもしれない。これだけ使ってもまだまだ金が増えて行くのだから、そうなってくると、以前の会社でわずかに残っていた雇われ人根性はゼロになってしまった。

職場ではいろんなルールがあるし当然命令もされるが、その内容をわたしから見て妥当だと思えばその通りにするが、おかしいと思えば自分の判断が優先される。その場その場で適当にやるが文句を言われれても気にしない。かと言って自分のやっている通りに皆もすべきという気もない。できんでしょ、わたしのようには。

ハルトモの態度はおかしいと言う人間も当然いる。組織人としてとるべき態度でないと。わたしの返事は「だからなんだ。」である。好きにすればいい。クビにすればいいことだ。クビにできなきゃ変なの雇って失敗したと定年か自分で辞めるまで我慢してもらうしかない。こうやって開き直られると困るだろうが、ただいろんな経験を積んできてそれなりの知恵あるもハルトモが、決して自分を利するために施設で働いているわけでもないのだから、それほどひどい見当違いはしていないと自分では思うがね。

金、仕事、立場、守るべきものはないから、己の価値観しか従うものがない。ただ逐一かみさんには報告はしている。わたしは施設の子供をカスタマーと考えているとなんども書いているが、彼女はわたしの人生でのカスタマーなのである。顧客第一主義なんである。顧客第一主義というのは、儲け損なうとか非効率になったりとかいろいろあるが、バカでない限り長い目で見てそんな大きな過ちに陥ることはないのである。会社もやれ売り上げだ利益だ成長だ、はたまた株主だなどとわたしも人並み以上にやってきたけど、それで長期的におかしくなる会社は実に多い。そういう意味ではわたしは案外手堅い考え方に人間である。なかなかそう見えないのは視点が人と違うというだけ、自分の世界では手堅い手堅い。だから株だ為替だ不動産だ、負け知らずなんであろう。

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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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