施設には子供がたくさんいるので、いつも誰かが熱を出しているような状態である。持ち回りで発熱しているというところだ。風邪だけでなく溶連菌とかインフルエンザとか。そのたびに勤務している職員が医者に連れて行かねばならないが、相当注意してかつ気合を入れておかないと職員に伝染することなる。すでにインフルエンザは二人でている。全員が予防接種を受けているが、それでもかかる。
ところで猫にインフルエンザは移るかと言うと答えは移らないそうだ。そういうもんではないらしい。そう考えるとインフルエンザウィルスはそれなりに人間を攻撃するように適合だか進化をしたということだろうか?世の中には人間には全然害のないウィルスもある。猫エイズなんて人間のエイズとは別物だ。
そろそろ確定申告の準備である。昨年度は我が家の収入のダントツのトップは株式売却益だったが、今年度は株式売却益はゼロとなった。代わりのトップは不動産収入、続いて給与、さらに企業年金、そして利子配当と続く。
会社を辞めて変わったのは税額だ。一体どういう計算をでそうなるかよくわからないが、わたしの現在の収入構成だとほとんど税金、社会保険料を納めずにすむ。手取りは企業勤め時代とそんな大きく変わらないのである。会社づとめの時のあの多額の源泉徴収はいったいなんだったんだろう? 不思議な気がするが、まず間違いなく搾取されておったのだ。サラリーマンというのはいいように蹂躙される存在で給料が上がるとその満足感のかなりの部分が税金になってしまう。実はサラリーマンでもけっこう稼ぐサラリーマンが一番激しく搾取されているということだろうな、サラリーマンでも安月給だと税金は驚くほど安い。まあわたしが驚いているだけかもしれないが。
今後消費税が日本の税収のメインとなっていくのは間違いない。相続税は上がるが税収全体からみれば知れている。法人税は報道通り下げていく方向だ。どう考えても金持ちと企業、特に大企業優遇であるのに、国民は諸手を上げてアベノミクスを支持している。アベノミクスを一言で言うと、金持ちと企業が潤えば、金が回り出して、そのうち貧乏人にも金が行くだろう。たぶん。この最後のたぶんというのが肝である。金持ちや企業は賢いから、アベノミクスのいいとこだけ貰って貧乏人におこぼれを回さない可能性は大である。かと言って貧乏人に金を配っても金は回らず景気はよくならない。アベノミクスの公約で、本当に真実だなと思えるのは、ことここに至って「この道しかない」である。自分でそういうくらいだから、この先打つ手は限られているということだ。
勝負の世界と言うのは、打つ手が限られている人間が勝つことはあまりない。二重三重に打つ手が用意されてる人間が大体勝つものであるが、さてどうなるかね?
朝食は鮭の切り身を焼いたものだった。ゴルフ仲間のあまさんによるとスーパーの鮭の切り身、貧乏人は一切れ100円が目安だそうだ。あまさんは地主で金持ちだが、生活全般貧乏人のふりをしていて100円の鮭を食していると言っている。 金持ちに100円の鮭を食われたら景気がよくなるわけがない。
我が家の鮭はかみさんによれば伊勢丹のセール品だそうだ。三切れで六百数十円だそうだ。伊勢丹は高いと思い込んでいる人間も多いがそれなりにセールもしていてリーズナブルじゃあないだろうか? あまさんによれば、金持ちは一切れ300円以上の鮭を食っているそうだ。あまさんがなぜそんな詳しいのか? たぶんあまさんは300円の鮭も食っているのだ。鮭はどの家でも食うから、家庭でいくらの鮭を食っているかはなんかの指標になるかもしれない。
ちなみにうちの猫は鮭は食わない。猫缶でメイドインフランスである。それなりの値段するようだ。そのメーカーが来年韓国に工場を移転するそうで、そうしたら違う猫缶にすると、譲ってくれたブリーダーが言っていた。我が家はそのブリーダーから猫缶を買うことにしている。どこからでも買えるが、長い付き合いをしたいと考えているからだ。その猫缶、猫の体重から考えるとけっこう高価なものを食ってるのかもしれない。猫というのは一度良いものを食うと安物を食わなくなるそうだ。
高いものを当たり前と思い、安いものを不味いと思うのが育ちの良さだ。私なんか、逆で高いものとか良いものを食べると本当に美味しいなと思う。だから毎日美味しいなと思ってかみさんの料理をいただいていてそれは育ちが悪くて毎日感謝できるんだから良かったな、と思う。
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