雪にはならんか

2014年12月16日
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日々の雑感ーリタイアライフ


MacBookAirのアップルのマークがネズミかなんかと思っているようで、一生懸命捕まえようとしている。気を付けないと壊されるな。

わたしが勤務する児童養護施設の宿直は月に10日ほどある。仕事は夜の8時に終わるという建前になっているが、子供が寝静まった後0時頃に見回りをして業務を終了するまではサービス残業という決まりになっている。無給である。そして朝6時すぎに起きて6時半からまた1日働く。それが連続することもある。

月に10日の宿直、本来は労基署の許可がいるがたぶん無許可だ。そんな勤務を労基署が認めるわけがない。もちろん組織ぐるみのサービス残業も違法である。残業代を払えと訴えられたらまず負けるが、今まで訴えられたことはないそうだ。

勤務時間中に一時間休憩を取っていいことになっている。わたしは勤務時間中の20時前に休憩を取ろうとしたら、施設長がみんな忙しいのだから20時から24時までのサービス残業中に休憩を取ってください、と言う。給料を払ってもいない時間に休憩を取れというのだ。

わたしが知る限りこの二年間、職員は誰も有給休暇は取っていない。全部流す、と事務員が事も無げに言う。やっていることはブラック企業である。

ここで働く職員は一言で言うなら世間知らずで、これが不法行為だと思わずに、子供達のためにと文句も言わずにこの重労働に身を投じている。やり方におかしい点はたくさんあるが、その心待ちだけは立派で頭がさがる。宿直の時にいろいろ働いてろくに寝ない職員もいる。1日働いて、寝ずに宿直、朝を迎えてそのまま夜まで勤務、なんて当たり前である。

施設長は3代目で苦労知らずだからそれが当たり前だと思っているようだが、無知なだけだろう。労基署でも裁判でも表沙汰になれば大騒ぎになるのは間違いなく役所でも問題になるような話だ。

もちろん、わたしはそんな面倒なことするつもりはない。わたしはここで働く労働者の待遇改善のためにここにいるわけではないからだ。職員たちがそれで良ければそれでいい。どうせ児童擁護施設など50歩100歩なのだ。

こんなブラック企業でも、職員にとって一番恐ろしいのは、施設長の機嫌を損ねることである。ひょっとして首にでもなったらどうしよう。仮にクビにならなくても、退職して同じ業界に就職するなら、転職先に悪口でも広められたらたまったものではない。今後の自分の生活に差し支える。こんなことを考える。それで誰も逆らえないというわけだ。

どういうわけか、そこへわたしが紛れ込んできたが、わたしはただの一職員として自分なりに子供達のために現場で勝手にやるだけである。わたしの勤務態度がいい加減だという指摘もある。雑用は適当にやるし言われた通りにもやらない。ブラック企業で従順に身をこなにして働くほどお人好しでも無知でもない。出るところに出れば負けるわけはないからだ。もっとも負けても怖くないけど。

喧嘩をする必要もない。
「ハルトモさん、子供にメールはさせないでください。」
「はいわかりました。」これ以上の議論はない。

でもわたしは聞かない。今時メールすんななんて、なに時代遅れのこと言ってるかてなもんだ。おまけにハルトモは平気で自腹を切る。施設の金を使うわけではないし、施設長が現場にいてずっとわたしを見張っているわけにもいかない。仮に見つかっても首にしろと開き直るだけ。クビにはできないがやめてくれないかと言ってくるかもしれない。なんか手を打ってくる可能性もある。今担当している子供たちから離すとか、そうなったらきりがいいし、辞めようと思っている。そして児童擁護施設を題材にしたノンフクションを書こうかなと思っている。取材というレベルを超えた生々しい読み物になるだろうが、まあ半分くらいもう書いているようなもんだが、もっと踏み込んだ内容になる。信じられないかもしれないがこんな文章でもけっこう気を使ってぼかして書いているのだ。それくらい社会の最底辺というのは凄いところである。

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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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