よき投資家はよきストーリーテラー
2012年12月19日
そもそも株式を保有している人間は
国民の少数だと思うが、報道のせいもあり
なんとなく景気がよくなるんではないかと期待する人も多いようだ。
実際、これから買おうなんて人もおられるだろう。
そういう方々が総じて勝つか負けるかなんて野暮なことは言わないで
ようこそ、いらっしゃいだね。
新しいお金が入ってくるのはすごく良いことだ。
個人的には、
何か事件があれば別だが
どこかで自民党にがっかりするようになことが起きるまでは
いい調子でいくような気がしている。
そう国民が望んでいる
ところでわたしの株式投資のキモは
こうやっていろいろ予想したり、想像するのは一向に構わないのだが
一番大切なことは、こうなればいいなと簡単にならないもんだ
これを忘れてはならないってことだ
予想はするけど、あてにせん、ということ。
外れることもあるに決まっている
いや外れるのが当り前
予想が外れて危機に陥るのはどこか頭が悪いのだ
わたしの場合は予想が当たると儲かる
予想が外れると儲からない
そういう投資だ。
だから予想は外れたことは何度もあるけど
損したことは一度もない
どうやってそんなことができるか?
基本的には誰も予測しないようなことが起きるほうに賭けるのである
たとえば極端な例を言うと
日本で革命が起きたら儲かり
革命が起きなければチャラとか、
ほとんど投資家は、何も起きなければ儲かるが
何か予想もしないことが起きると損する
だから逆に考えるのだが、そこは何でもいいというのではなく
きちんと、論理だった推理の上で想像力たくましく
シナリオを考える、まるで良い小説を書くように
よく投資家はよきストリーテラーである
人があっと驚くようなシナリオを仕立て
じっと、けものみちで潜むハンターのように
待ち受ける、
自分の描いたシナリオが現実になりそうだと
待ってました、てわけだ
現実にならないのは当たり前で
そういうときは何食わぬ顔で日常を送るだけだ
わたしはそうやっております。
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