株式投資はギャンブルか
2014年11月13日
このタイトルで何度も書いているけど、結局株式投資はギャンブルだと思っていない人が大多数である。株はギャンブルだ。怖いものだと、せっかくわたしが教えてあげているのに、いやそうではない。頭の良い人間だか上手な人間だかが勝つ知的ゲームだろうと深く思い込んでいる。だってプロがそう言ってますからなんて思っている人もいると思う。
当たり前のことだけど、競馬競輪といえどごく少数ですがそれを仕事としている人がいる。車券師、馬券師にとっては競輪競馬は危険な仕事である。つまりいわゆる社会通念上のギャンブルを仕事としているけど、そういう人から見れば、競輪競馬はギャンブルではない。仕事をしてお金を稼ぐ場所。
相場師も同じ。彼らにとっては相場はギャンブルじゃない。あくまでも仕事。だからそう言うのは当然。それを素人が真に受けて株はギャンブルではない、と言うなら、競馬もギャンブルでなくなる。
ということで、競馬も相場も本質は同じ。そういうと、いやいや、わたしはそうは思わないっていう人は必ずいるんだけど、別に議論する気はない。そうですかしかない。
だがもし自分で相場をギャンブルだと思わないなら、仕事ですか?ということになる。ギャンブルというか遊びといってもいい。遊びか仕事かどっちかでしょ。いえいえ、とても仕事と言えるほどは稼げませんとか、負けていますとか言うなら、やはり遊びということになる。せめて暮らせるくらい稼げなくてギャンブルじゃないって偉そうに言えないでしょ。
つまりだ、株式投資はそれを仕事としている人以外にとっては、遊びであり、ギャンブルなんである。どうしてそれがわからないのか?
もっともギャンブルだからと言って嘆くこともない。わたしみたいにギャンブルだと思っていても負け知らずで儲かる人間もいて、実はわたしが素人のモデルケースなのである。ところがわたしの真似をする人間はまったくいなくて、できもしないプロの真似をしようとする人間とか、プロと称する人間の商材や本を買って真似しようとか。
お金の使い方を考えるというのは、とても重要なことで。儲ける前からきちんと自分の使い方というのを持っているというのは大切、だとわたしはここで書いているけど、いろんな商材を買ったり、証券営業マンのトークに耳を傾けたり、評論家の御説にうなづいたり、その挙句に損して、証券会社や業界関係者を儲けさせ、相場師も儲けさせ、ついでにわたしみたいな素人まで儲けさせて、そういう意味では、
儲ける前からお金の使い方はきちんと定まっていて、微塵の揺るぎもない。立派なことである。わたしなんか到底真似できないわ。たぶんずっと儲ける前の状態で居続ける人が多いと思う。そういうお金の使い方で納得されておられるようだから。
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