ライオンは寝ている
2014年11月08日
ご存知かな? 50年以上前の曲だ。
長年身を粉にして働いて、手にした退職金。だがその金を前にして、心に飛来するものは、残された将来への不安。それでその金を少しでも増やせないか?と投資に手を出す。 私には農民が長年の農耕作業で必死に貯めた金を元に狩りをしようとしているように見える。やるのは自由だが、あんた今まで何をしてきたって聞きたくなる。この年に至ってそう思う前にすることあったんじゃないか? 狩りというのは若くて元気がある時にするもんだ。老いた農民が急に始めて上手くいくと思う方がどうかしているって思わないのかな?
虎でもライオンでも狩りができなくなったハンターの最後は悲惨である。狩りができなきゃ飢えるしかない。 そこで人間のハンターに極めて都合がよろしいのは、金は腐らないということだ。能あるハンターならある程度の年齢となれば、もう普段寝ていても暮らしに困らないくらいには稼ぎ終えている。時々気が向いた時にヒョイと狩りをするだけである。
頑張って勉強して良い学校に行って良い会社に入るなりそれなりの社会的地位を得てと40年近く懸命に働いてきて50代後半、いまだに金のために働いて、それでこの先10年20年が心配とはそりゃおかしくないかい? そんなの上等なはずがない。だがそれが現実。そういう世の中だと今頃気付いてももう遅いどころか多くが自分が騙されいることに気づかない。いやずっと気づかせない仕組みがこの世に存在するのである。被搾取層を、自分が上等で立派なもんだと勘違いさせる仕掛けだ。そしてその仕掛けにはまった以上自分が上等だと思い込んだほうが楽である。
じゃあどうすればいいんですか?と言われそうだが、そんなの知らんという答えしかない。ハンターに聞く方がどうかしている。ハンターは人生相談は受け付けないのだ。
受け付けているハンターもいるようだが食われるんじゃないかしらね。腹が減ればだが。ライオンだって寝ている時はおとなしいのだ。歌の通り。
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