一億円あれば2
2014年11月01日
一億円あればの話の続きなんだけど、同じ人がこうも言う。
初心者や素人にはうまい話は入ってこない。これは仕方ない。だから不利な物件を工夫して手を入れて良い収益となるように努力するしかない。
まったくわたしには信じがたい理屈である。逆である。玄人なら少々不利な物件に手を出してもなんとか利を出せるが、初心者が並み居る猛者を相手に最初から不利な位置にいて巻き返せるはずがない。
だから素人は滅多ことでは勝負にでれない。絶対に有利というときだけ戦えばいのだし、その有利な立場に立つように全精力を傾けるべきだ。素人でもうまい話が手に入るように、そこで工夫すべきで、不利になってから巻き返そうと工夫するという考えは、わたしに言わせればあり得ない。たぶん本当の勝負を知らないのであろう。
じゃあ、そんな絶対有利という話はなかったらどうなの?と聞かれれば、やらなければいいことだ。それが答えになる。だがちゃんと世間をよく見て頭を働かせていれば、チャンスがないということも、それはない。
株式投資なら、一生に最低一度くらいは、かなりの人間が一億円でもいいが、まとまった金を儲けるチャンスはあると思う。そのチャンスがきちんと見えて、そしてものにして、そしてそれ以外はやらない、ということができる人間はそんなにはいないということだ。
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