「謙虚」を過度に美徳とする風土が日本経済復活の障害になる気がします
2023年01月22日

那須のカフェはキッチンが見えるところが多いのですが
ここは我が家と同じ包丁を使っていました
なんか嬉しくなりました
できないとはアメリカ人は言わない。日本人はチャレンジって言葉が好きですけど、実際そんなにチャレンジはしない。できることをやるのをチャレンジと日本では言うのです。(あくまで比較論です)この純日本的風土の中で外国人との交流が薄い人のほうが「謙虚」を重んじる印象があります。あの人は偉い人なのに物腰も柔らかく謙虚だとか褒める。外人はそんなこと言わない。日本人というのは偉い人からやさしくされることに弱い気がします。なにが偉いかはいろいろ定義もあるんでしょうが、だいたいはもともと自分より上の人だって感じる人のことです。一方で下からの成り上がり者を嫌う。うまいことやりやがってと妬む傾向が強く、成功者を賞賛する風土もない。笑えることに誰も否定できないくらい成功してレジェンドになると一転賞賛する。みんなが誉めた讃えると自分もとなるのが日本人。日本は社会全体がチャレンジャーを後押しするのではなく足を引っ張る方向に向いている気がします。
逆に日本人が向いている環境はみんなで同時に駆け上がろうとする時。みんなが成り上がろうとするから自分も遅れてはいけないと必死に頑張る。同調意識が良い方向に働く。戦後の高度経済成長とか明治維新とか。この場合は凄いパワーが出た。ただこういう機会は得られないだろうしあったとしたらそれは不幸でしょう。それと日本は今後人口がどんどん減っていきます。つまり年下目下の人間の方がずっと少ない社会になっていく。年上の人たちは下から上がろうとする人間を押さえつける存在なのにそれが相対的に増えるってことです。ただでさえ人口が減っていくのに、その弊害を強調する方向に働くってことだと思います。わたしは以前選挙権にも定年があって良いと書いたことがあり実際選挙権を返納することも考えています。当然政治家にも定年があって良いと思っています。上から見て謙虚で可愛い若者じゃなくて、小憎らしくて生意気な若者が増えないと日本経済は復活しないように思います。そして特に年寄りは邪魔をしないようにして(元気に)大人しくしていれば良いと思います。
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