マロはオスですが働きません
わたしは戸建てに住んでいます。静岡にシゲちゃんの残した売れない古家があります。マンションは今まで4軒買って1軒売ったので今でも3軒持っています。そういうことで戸建てとマンションの扱いについては経験豊富です。その経験から言えるのは都市圏でこれから自宅を買う人は老後に備えて現金収入が図りやすいマンションを買うべきだということです。
わたしの場合は最寄駅から徒歩圏です。これはかなり恵まれた方で戸建てを買う人は駅から遠くバスに乗る人が多いです。戸建ての開放感というのはあります。金さえあれば戸建ての注文住宅のほうが快適です。でもそのバスに乗る戸建ては将来足かせになりやすいです。うちも扱いに悩んでいます。最近はこのブログも女性の読者が多いようですが、まあたいていご主人が先に亡くなるというイメージはみなさんお持ちでしょう。子供も巣立ってそうなった時に駅から遠い一戸建てにおばあちゃん一人で住むのは、できなくはないでしょうが大変です。かみさんのお母さんは結局所有するマンションに移ってもらいました。暖かくて買い物からなんでも便利です。階段もなくて楽です。ヒートショックもありません。長生きできそうです。一方かみさんの実家は空き家です。仕方ないです。
戸建てを貸すのはとても大変です。売るのも面倒です。さらに維持管理で手間と金がかかります。その点マンションで駅から近ければちょっと手を入れればすぐに貸せます。自分が老人ホームに行ったとしても毎月現金が入ります。これは大きいと思います。例えばです。マンションの自宅があるとします。そのマンションは大きいので貸す。そして自分は一人で住む小さなマンションを買うか借りるというわけです。そうすると家賃収入と年金とで悠々自適の暮らしができます。これが戸建てだとどうにもならなくてずっと住む羽目になりやすいです。我が家の場合はわたしが才覚があって自宅のすぐそばにマンションを買ってありましたからそれを提供しましたが、そんな甲斐性ある子どもは滅多にいません。そうなると不便で日銭がない暮らしになります。マンションなら便利で日銭がある暮らしが可能です。
老後2000万円問題というのがありますが、あれって2000万円の現金の話じゃなくて、月々5万円足りないって話なんですよね。だから月5万円作れればいいわけです。自宅を15万で貸して8万円の家賃を払えばもう解決じゃないですか。10万で貸して5万の家賃でもいいわけです。なににせよ、これからの時代は、お父さんが生きているうちはつまり死ぬまで働いてもらうことが前提です。その後は自宅に稼いでもらうということです。もう戸建てを買ってしまった場合はどうするのか? まあお父さんが働けるうちと言うか売れるうちに売ってマンションに移ったほうがいいんじゃないでしょうか。お父さんかわいそうだけどね。
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