手法を掲げる商売人に惑わされるな
2020年11月05日

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絵画的でリゾート感溢れます
わたしは投資における勝てる手法の存在はないとは言いません。わたしだって自分のスタイルはあります。猫次郎さんとかベトナムさんとがやられている手法はもう長いこと語り継がれてきた独特の手法らしくて、林一派と呼ばれるそうですけど、あらなみさんも確かかじってますよね。で、わたしは中身は知らないんですけど、まあ会って話してこれは偽物じゃないなとは感じました。その暮らしぶりも株で得ているようですし。その手法の中身が今日の趣旨じゃなくて、その手法を身に着けるのに長い年月とやらねばならない稽古みたいなものがあって、それをやった上で、ごく少数の方が億を得ることができると、そう彼らが明言している。それでどうしてもやりたいって人間にだけ教えているらしい。苦労した挙句に成功は保証できないどころか危ないですよと言うわけです。
ところが世の中には、儲けたわたしの手法公開します、あなたもわたしの手法を使えばきっと儲かりますとか、まるで手法が簡単に表示できてコピペみたいに、買ったお客が明日から実行できそうに書いている商材とか有料サイトとか、ゴロゴロしているわけです。わかりやすくしないと売れないからです。中にはわたしの推奨銘柄なんて売っている人間までいる。そういう手合いは100%インチキです。まあ本当に100%とかどうかと言うと細かな論争をすることになりますけど、97%かもしれないし99%かもしれない。でも買う側からすれば100%でいいわけです。見分けがつかないのだから。彼らの目的はあなたのお金です。株式市場からお金を持ってくるのは大変なんで、その代わりにあなたの財布からお金をせしめようとしているんです。月に千円から数千円というセコい商売から数万数十万と詐欺かもしれないと思うようなものまで、まさに百花騒乱、群雄割拠です。
個人的にはわたしは経営者目線での超徹底した市場調査と企業調査を自分のスタイルにしていて、それも最初の10年くらいで、後はイベント待ちのスタイル。イベントと言っても暴落というんじゃなくて、いわゆるスキャンダルとかで、その会社の株価が大きく下げたところで、スキャンダルの痛み以上に下げたところを買うという、これも企業調査が徹底していないとできないスタイル。でももうこれも業界を去って10年ですから今はできません。結局織田信長が桶狭間からいろんな戦い方をしたように、資金の規模とか自分の経済状態で戦い方は変えていくのが当然だと思ってます。もちろん自分に合う合わないもある。そういうことで、誰でもできるわたしの手法などと簡単に言って金をせびるサイトには近づかないことをわたしはお勧めしますね。中国のことわざにあるでしょう。羊頭を掲げて狗肉っを売るって。狗肉は食えるからまだいいけどほとんど嘗胆でしょう
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