必要な知識と不要な知識を区別する力

2020年07月28日
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株式投資
会社づとめをしていた時に、真面目で一生懸命よく働くんだけど、肝心のところがずれている社員てのは一定数いた。報告を聞いていても肝心のところが網羅されてない。逆に軽く触れれば十分というところをやけに時間をかけるとか。お客に行っても、いろいろ話してるんだけど、大切なことを確認してきていないとか。本人は真面目で自分ではしっかりとやっているつもりの場合は、お前ずれてんぞって言っても、わたしは違う見解ですとか反論したり。こういう社員は扱いづらかった。本人は仕事ができると思っていたりするからね。

競輪場なんかの食堂とかで競輪のことにやけにくわしい人間が講釈していることがよくあって、まあなんだかんだでよく知っている。あの選手はどうとかこうとか、この競輪場の癖がどうのとか、それでも聞いていると決して勝ってないのね。わたしの競輪仲間でもそういう人間がいた。わたしなんか絶対口では敵わない。でもその人間が負けて勝つのはわたし。レース後の感想なんか聞いていると、肝心なところの読みが甘いとしか思えない。もちろんわざわざ指摘なんかしない。したって反論されるだけだ。

株式投資でもいろんな知識があって、経済評論家とか株式評論家みたいに詳しい知人がいる。なにせよく勉強している。でもその人間は決して儲けてないのね。自分はそのうち儲かるとは言うけど。やはり肝心なところでなにか詰めが甘いのか、余計なところばかり見て本質が見えていない感じ。その人間にもわたしからアドバイスすることはない。仮にアドバイスしても、そんなことわかっているとか言われるだけ。わかることはわかってんだろうけど、どこか腑に落ちてないで、やはり大切じゃないところを一生懸命見ている感じがする。

結局必要な知識と不要な知識を区別する力と言うか、本質を見抜く力というか、まあセンスでもいいのかもしれないけど、これが大きな差になるのだろうねと思います。どうやってその人に身につくのか、身につかないのか、これはよくわからないのですけど。


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Comments 6

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しこたまやま  

データ

競馬の分析を一生懸命やってた時に、いろんな項目がありすぎてどの項目が重要なのかわからなくなったことがありました。その後工夫をして項目ごとにポイントを付けて、それらの総合で判断するようにしたら割と当たるようになったのを思い出しました。

森の中に分け入るとどの木が大きいのかわからなくなるのと一緒で、そこを抜けて高いところへ行って振り返ると「なーんだ、簡単だったのに」って思ったりします。でも、高いところへ行けるのはごくわずか。カンダタみたいに這い上がろうとしても真っ逆さまに落っこちちゃいますね。

競馬の師匠と仰いでいたお二人も、一人は野垂れ死に、一人は既に勝ち逃げで引退状態です。

2020/07/28 (Tue) 09:54
川口晴朋(ハルトモ)

ハルトモ  

Re: データ

ギャンブラーてのは野垂れ死にが似合いますよね。わたしも野垂れ死にしてたかも知れなかったなんて思います。

2020/07/28 (Tue) 22:07

名前は入れましょう  

のたれー

まあ、バクチ打ちはそんなもんでしょ。
麻雀やってたときはざらでした。
ひでーなー( ̄▽ ̄;)

2020/07/28 (Tue) 22:14

トール  

技術の会社

ハルトモさん。F通では池田敏雄さんという技術者の天才がいて、会社の、黎明期に活躍されましたが若くして急逝されました。
破天荒なグータラ社員で会社にもあまり来なかったそうですが、周りに理解者がいて、その実力を発揮したそうです。
真面目で一生懸命。
サラリーマンなわけですが、会社を切り開いて来たのは、ちと違う人で、可哀想なのは、これを新入社員教育で教育される新人ですね。まさに学校教育になってました。笑

2020/07/29 (Wed) 21:02
川口晴朋(ハルトモ)

ハルトモ  

Re: のたれー

のたれーてのは野垂れ死にする奴ってことなんでしょうかね?
のたれーで検索したら、焼き肉のたれ、とか出てきましたけど。

2020/07/29 (Wed) 22:07
川口晴朋(ハルトモ)

ハルトモ  

Re: 技術の会社

個人投資家の振る舞いもたぶん学校教育の影響が出てますね。

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