別荘族としてコロナ疎開に思うこと
2020年04月19日
さいたまで毎日ランニングしている
雨上がりの運動公園は気持ちが良い
わたしのような暮らしをしている人は日本にどれくらいいるんだろう?と考えればほとんどいないという結論だろう。ブログみたっていないでしょ、わたし以外。読者で聞いたことありますか? 毎週高速道路も使わずに車で往復。体力気力と経済力と時間の融通性と趣味の多様さと、すべて持ち合わせていないとできない暮らしである。私以上に金があっても、時間もないし体も持たない人が多いはずだ。若くして自由人になったからできる仕業だろう。こういう生活をしている人間にとって、今回のコロナ騒ぎのような事例でどうしたら良いでしょうなどと相談する相手はいない。誰もまず経験のない事例である。
ひとまず感情的にまだ落ち着かない人たちも栃木にはいるので、わたしは今月いっぱいは仕事は休むことにした。ただ来月になるとシーズンを迎え働く人もいないので出勤してくださいと言われている。人手は不足している。それでなるべく同僚と接触しないですむシフトに入れてもらうことにした。那須では買い物と外食は最低限に。日用品はさいたまから持っていく。当たり前だが移動は自家用車。バス電車には乗らない。
テレビで軽井沢に別荘族が疎開に押し寄せて問題になっていると報道していたが、軽井沢と那須はまったく違うということはないと思う。あれはリゾートライフなどよく知らないテレビ局の人間が適当に貧乏人が頷けるようなシナリオで番組を作っているだけじゃないかなという気がしている。
今那須にたくさん来ているのはキャンプ族とか貸しコテージ族である。車中泊も多い。あるいは会社が所有するリゾート物件を利用しているとか。テレワークなどと称して家族で来たりしている。あれは別荘族じゃなくて旅行者たちである。でもテレビ局の人間に見分けがつくわけはない。実際別荘族もいるはずだから探せばインタビューはできるだろう。
那須というのはそもそも住んでいる人間がそんなにいないエリアである。働く人はほとんど那須近辺の市街地からやってくる。仕事が終われば市街地に帰る。少ないけどいる地元民の農家とかと別荘はまったく別エリアになっている。だから地元住民と別荘族のトラブルなんて事情を知るわたしにはなんのことだろうって思う。那須では家を持っている別荘族の方がむしろ地元意識である。定住者は少ないけどちゃんと暮らしている。それと別荘を持っている人たちはそれなりに社会で成功している人が多いから、傍若無人な眉をひそめるような振る舞いなどしない。平気でゴミなど捨てていくのは旅行者である。まあこころない別荘族だってそれは住民や旅行者程度にはいることはいるのは当たり前ですけど。
ただテレビでは金持ちはのうのうとして酷いなという構図にした方が、自宅でテレビを見る貧乏人には受けるからそう作るということで、まあテレビなんてそんなもんである。特に最近はネットでもマスコミでもどこからか仕入れた適当なものを拡散するケースが多いと感じる。自分の目でみた実体験を発信するわたしのようなブログの存在は大切かもしれないとちと思っていますね。
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